千葉中央バス
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車両
同社では、路線用に主にいすゞ自動車の車両を導入している。車体は純正(いすゞバス製造)のほか、平成14年度までは富士重工業製も導入していた。
高速用・貸切用はかつては三菱ふそう製のエアロシリーズで統一されていたが、近年においては高速車に日野・セレガ、貸切車にいすゞ・ガーラの導入があり、今後も導入が見込まれる。京都線夜行バス専用のエアロエースのみスーパーハイデッカー、あとはすべてハイデッカー車となっている。高速車は夜行用と一部を除いて乗降扉が折戸仕様で、貸切車はスイングドアである。また夜行用のエアロエースと予備車のエアロクィーン、および一部の高速車はトイレ装備となっている。2016年11月12日にリフト付き観光バスが1台導入された。
その他、千葉市から受託しているコミュニティバス専用車として三菱ふそう・エアロミディMEが所属している。
また市原臨海地区に所在する企業の企業輸送専用車については、2017年4月からそれぞれの企業において管理されることとなったため当社所属ではなくなった(運行乗務員は当社が担当)。
一般路線用大型車は、富士重工製の生産終了後はノンステップ車、ワンステップ車ともにホイールベースが短いL尺とホイールベースが長いN尺が導入されている。千葉営業所配置のノンステップ車については千城局線や川戸線、リハビリ線など狭隘路線での運用を考慮しL尺のみ、大野台営業所配置車は管内の道路事情が良好であるためN尺が導入されている。ワンステップ車は千葉営業所にN尺が配置されており、その収容能力から通勤通学の利用客が非常に多く、運行ルートの道路が整備されたちはら台路線用に導入されて優先的に配車されている。
一般路線用の中型車は全車いすゞ・エルガミオに統一されており、比較的利用者が少なく狭隘路を走行する路線で使用している。ワンステップとノンステップの双方が導入されているが、特に運用に限定はされていない。かつてはいすゞ・ジャーニーKが多数所属していた。
一般路線用小型車は、いすゞ・ジャーニーJ(車椅子乗降リフト付き)が2005年から導入されており、誉田駅を起点としたローカル各線や平山線など特に利用客の少ない路線で運用されている。さらにその代替と千葉駅東口エリア循環バス開業に伴い日野・ポンチョが導入され今後も増備される見込みである。2001年にマイクロバス(三菱ふそう・ローザ)が千葉・誉田各営業所に数台配置され、特に利用者の少ない都賀線、松ヶ丘線の千葉駅 - ポートタワー間、平山線などで使用されていたが、老朽化や乗降扉が運転席から離れているなど運行上の不都合もあり、現在はエルガミオとジャーニーJに置き換えられた。
特定輸送用は日産・シビリアン、三菱ふそう・ローザが在籍しており、両車ともカタログカラーである。一時期は日野・メルファが在籍していたことがあるが、これは東京ベイシティ交通からの移籍車で、塗装もベイシティ交通時代のままで使用されていた。
最近の導入車両では、希望ナンバーにより登録番号と車号を同一にしているため、登録番号が希望番号の車両は比較的新しい車両であることが分かる。
一般路線バスのボディカラーは、もともとクリーム色に水色、濃紺、赤を配した東洋バスのかつての塗装と同じものであったが、東洋交通時代の末期にアイボリーに紺色の帯を巻いた直線的なデザインに変わった。またこの間のわずかな期間ではあるが、アイボリー、水色、青の3色を用いた東京の志村観光バスとよく似た塗り分けの車両が使われていたこともある。さらに1990年代に入るころから、現行の白地にパープルブルーのストライプを大胆に配したデザインに順次塗り替えられた。なお、あすみが丘線を走る車両の一部には独自のカラーリングが施されていたことがあったが、現在は廃車され見ることはできない。
観光バス、高速バス車両のデザインには、当初は京成グループ共通のいわゆる「KaNaCカラー」が採用されていたが、その後ニューカラーが制定された後は既存車も塗り替えたため、現在はすべてニューカラーとなっている。
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ノンステップバス
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リフト付き小型車(いすゞ・ジャーニーJ)
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ノンステップ小型車(日野・ポンチョ)
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あすみが丘線専用車
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- ^ 1日から「C-bus」運行スタート 千葉駅と中心街結ぶ循環バス 人の流れ取り戻せ
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- ^ 千葉駅東口エリア循環バス「C-bus(シーバス)」の運行廃止について(お知らせ) | マチナカ循環バス C-bus(シーバス)
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固有名詞の分類
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