リャナンシー 創作文化の中のリャナンシー

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リャナンシー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/25 14:37 UTC 版)

創作文化の中のリャナンシー

現代にも歌い継がれるアイルランド民謡 My Lagan Love は、「恋を煩うリャナンシーのように 彼女は私の心を虜にする(And like a love-sick lennan-shee / She has my heart in thrall)」と唄う[10]。英詞はアイルランドの詩人ジョセフ・キャンベルに帰せられる。

ヤマザキコレの漫画『魔法使いの嫁』5巻では、あと数日の命となった妖精を見ることができない老人ジョエルと、ジョエルに与える才能を見い出せず長年憑いていた妖精リャナン・シーの願いを叶えるために、主人公チセが奔走する。

ジョン・バー監督の2017年のホラー映画 Muse(邦題:ボディヒート・サーガ 魔性伝説)はリャナンシー伝説を下敷きに、謎の美女に魅入られた売れない画家の辿る運命を描く[11]

その他、ドレスデン・ファイル女神転生シリーズ東京放課後サモナーズなど現代のファンタジー作品の中にリャナンシーをモチーフにしたキャラクターは多く登場する。

脚注

参考文献


注釈

  1. ^ a b c 日本語表記は本によって様々であるが、本記事では、アイルランド・マン島の文脈ではゲール語マン島語監修のなされた『妖精事典』に依り、それぞれリァノーンシーラナンシーを、それ以外の文脈においては最も普及した表記であるリャナンシーを採用した。
  2. ^ Sídhe あるいは Shee は、古代の土塚や丘を指す言葉「シー(sidh)」に由来する。このシー(sidh)には妖精が住んでいると信じられていたため、転じてアイルランドの民間伝承では妖精たちの名称として現れることが多い[1]
  3. ^ 「全く無情なものたち」「すべてなんらかの点で陰気で恐ろしい」妖精だとイエイツは言う。
  4. ^ Fairy and Folk Tales of the Irish Peasantry (1888)では Death is no escape from her(死も彼女からの逃げ場にはならない)とする。

出典



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