マリオカート ダブルダッシュ!! コース

マリオカート ダブルダッシュ!!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/13 23:18 UTC 版)

コース

『64』と同様、4カップ×4コースの全16コースで構成され、コインは存在しない。規定周回数は基本的に3周だが、本作では2周や7周のコースも登場する。

キノコカップ

ルイージサーキット
上から見ると8の字のような形をしたサーキットコース。同じ道を走る箇所があり、100cc以上では方向別に道を分けるガードがないため、他のカートと正面衝突する可能性がある。脇道が2つある他、カーブには内側に向かって大きく傾斜するバンクが設置されている。土の上にはワンワンがおり、近づくとプレイヤーに向かって飛び出してくる。
ピーチビーチ
ドルピック島にあるリゾートビーチのコース。モンテ族の住む市街地や貿易港を走り抜ける。砂浜は潮の満ち引きの激しく、それによってコース取りが大きく変わってくる。また、水の深い所に進むとコースアウトとなる。中盤の砂浜には『スーパーマリオサンシャイン』に登場した「ポイハナ」が歩き回っており、カートを跳ね上げようとしてくる。このコースにはランダムでダブルアイテムボックスに変化するアイテムボックスが存在しない。ダブルアイテムボックスはスタート地点から前方左方向にある大きな土管で取れる所と、中盤にあるダッシュボードのジャンプ台、およびゴール手前の噴水の横道に、それぞれ固定で出現する。
ベビィパーク
遊園地内に造られた、マリオカートシリーズ史上最短コース。1周の距離が極端に短い代わりに、7周走らなければならない。コースの地形は数字の「0」のような形になっており、それをぐるぐる回る形となる。コース中央部の植え込みには侵入できないが、アイテムは弾かれずにそのまま通過する。特に、こうら系のアイテムは植え込みで弾かれずにそのまま移動するので注意しなければならない。非常に稀ではあるが、頭上を走っているジェットコースターに衝突する可能性があり、スピードがあるときに触れるとスピンする。
カラカラさばく
広大な砂漠のコース。地面はすべて砂地となっており滑りやすい上に、白色以外の砂地に入るとスピードが低下する。また、地面がこげ茶色になっている砂地に入るとコースアウトになる。アリジゴクやサンボなど自然の罠が数多く設置されている。コースを逆走するように巨大な竜巻が巡回しており、巻き上げられると大きなタイムロスとなる。

フラワーカップ

キノコブリッジ
多くの車が走っている道路のコース。一般車のほかにも、ぶつかっただけでクッパこうら並の被害を受ける「ハナチャンカー」、カートやアイテムが当たると爆発する「ボムへいカー」、ぶつかってもダメージを受けずキノコが出てきて道に落ちる「キノコカー」が走っている。歩道や橋げたの上も走れるが、橋げたの上へ通行するにはコントロールが難しく、一歩間違えるとかえって落下してコースアウトしやすくなる。
マリオサーキット
ヘアピンカーブやS字カーブなど、多種多様のコーナーで構成されたサーキットコース。本作から新規のマリオサーキットには必ずピーチ城が登場するようになった。道路はほぼ舗装されているが、部分的に土の上を走る所もある。ワンワンやクリボーパックンフラワーなど、おじゃまキャラが多数登場する。
デイジークルーザー
大型客船を舞台としたコース。デッキにあるプールに落ちるとコースアウトになる。内部は建造物のため直角カーブが多い。グランプリを1台でプレイしている場合は、波で船が揺られると同時にアイテムボックスも転がっていくほか、ダブルアイテムボックスが地下倉庫にしか出現しない。2台以上でプレイしている場合は、一部を除くアイテムボックスが転がらなくなる他、ダブルアイテムボックスもランダムで出現するようになる。
ワルイージスタジアム
巨大なスタジアムの中にある、地面が土で出来ている凸凹コース。コースがハーフパイプ状になっているとともにジャンプ台が多数設置されており、迫力のあるレースが楽しめる。パイプ状の地面に乗り上げてしまうとタイムロスとなる。ジャンプ台の先には火の輪があり、輪の中心にはアイテムボックスが浮いている。コース中盤にある巨大なパックンフラワーの壁は、スターの効果中でも貫通できない。

スターカップ

シャーベットランド
雪国のコース。路面が氷で出来ているため、非常に滑りやすい。コース前半では氷上でヘイホースケートをしている。コース後半にある「フリーザー」に触れると、一定時間凍ってしまい、操作ができなくなる。フリーザーは壁に当たるか、トゲゾーこうらやボムへいの爆風で壊れる。また、壊れたフリーザーは復活しない。
キノコシティ
夜景が美しい、夜の道路が舞台のコース。高速道路から出発し、インターチェンジから市街地に降りる。街の中は道が入り組んでいる。ゴール手前の右側には吹き抜けがあるため、落ちるとコースアウトになる。「キノコブリッジ」と同様、一般車、ハナチャンカー、ボムへいカー、キノコカーが走っている。
ヨッシーサーキット
上から見るとヨッシーの形をしているサーキットコース。S字カーブ2連続や傾斜の付いたヘアピンカーブなど、今まで以上に複雑なカーブが多い。コースの形状により、道の片側は海となっているためコースアウトしやすい。本作限定で、コース中盤にキノコなどで突入出来る隠し通路が設置されている。
DKマウンテン
火山とジャングルのコース。スタートしてしばらく山を登ると見えてくるタル大砲で山頂まで飛んだ後、一気に直滑降で降りてくる。ヘアピンの連続で途中ぽっかりと大きな穴があり、キノコを使わずにショートカットが可能。ゴール手前の吊り橋は幅が狭く、バナナなどを置かれるとほとんど通れない。さらに橋は風で大きく揺れるため、不安定に通行すると揺れる橋から落下してコースアウトしやすい。無事に通行するにはかなり安定した走行が要求される。

スペシャルカップ

ワリオコロシアム
複雑にからみ合った凸凹コース。1周の距離が長い代わりに2周でゴールとなる。金網で出来たコースが空中に浮いている。螺旋を描きながら下降する道や、斜めに傾いている道といった、かなり個性的な造りのルートがある。
ディノディノジャングル
ジャングルや洞窟を通るコース。走っていると巨大恐竜「ノッシー」の頭と足に遭遇する。間欠泉が随所にあり、これに吹き上げられると大幅なタイムロスになる。コース中にいくつか橋があるが、幅が狭くてガードレールがなく、さらに曲がりくねっているためコースアウトの危険性がかなり高い。コースの中盤にある洞窟内の橋からキノコを使ってジャンプすればショートカット出来る。
クッパキャッスル
クッパ城の内外で数々の仕掛けがレーサーの行く手を阻む難関コース。本作から新規のクッパキャッスルはスペシャルカップの3番手に固定されるようになった。道幅が狭く直角カーブが多いため、かなり走りにくい。城の内部ではクッパ像が火の玉を撃ち出してきたり、金網の下からバブルが襲いかかってくる。
レインボーロード
宇宙空間に浮かぶ虹のコース。道が非常に狭いうえにガードレールが少なく、ダッシュプレートが多数仕掛けられている地帯もあるため、非常にコースアウトしやすい。さらに「ワリオコロシアム」と並ぶコース全長にもかかわらず周回数は3周で、ただでさえ高い難易度により拍車をかけている。流れ星がコースに衝突すると、アイテムのスターが出現する事がある。

オールカップツアー

「キノコカップ」「フラワーカップ」「スターカップ」「スペシャルカップ」の計16の全コースを走破するグランプリ。コースの順番は最初に走る「ルイージサーキット」と、最後に走る「レインボーロード」を除いてランダムとなっている。途中でセーブする機能がないので、一度に長時間走り抜かなければいけない。


注釈

  1. ^ 『アドバンス』までは2カウント、本作以降では3カウント。
  2. ^ キャラクターセレクト画面で縦に並んでいるキャラクター同士。
  3. ^ キノコなどで奪われた場合は減少せず、元の時間にリセットされる。

出典

  1. ^ Mario Kart: Double Dash!!(JPN)”. 2014年11月5日閲覧。
  2. ^ a b Mario Kart: Double Dash!!”. 2014年11月5日閲覧。
  3. ^ Mario Kart: Double Dash!!”. 2014年11月5日閲覧。
  4. ^ マリオカート ダブルダッシュ!!【プレイレポート】 - ウェイバックマシン(2003年12月10日アーカイブ分)
  5. ^ a b c d e f g h マリオカート ダブルダッシュ!!【開発スタッフインタビュー】 - ウェイバックマシン(2003年12月12日アーカイブ分)






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