ノヴァーラ みどころ

ノヴァーラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/04 00:16 UTC 版)

みどころ

ノヴァーラの見どころは2つにグループ分けされる。市の最も重要な史跡は旧市街にあり、一帯はかつて城壁で囲まれていた。しかし、数カ所の重要な史跡は旧城壁のラインの外にもある。

歴史地区

古い都市の中核は歴史地区といい、同名の地区内にある。ノヴァーラはかつて円状の城壁を持っており、都市発展を許すために打ち捨てられた。旧市街には、バッリエラ・アルベルティーナという2つの新古典主義建築ビルの複合体が残る。これらは市へと入る門を構成しており、トリノからミラノへと旅する人々の必要とする通路であった。取り除かれた後、壁は歴史地区を取り巻く幅広の、街路樹が植えられた大通りバルアルディ(baluardi)に取って代わられた。

サン・ガウデンツィオ教会のキューポラ。121mの高さがあり、ノヴァーラの象徴となっている
ノヴァーラのドゥオモ

市最重要の記念物は、サン・ガウデンツィオ聖堂で、121mのキューポラを持ち、1888年にアレッサンドロ・アントネッリの設計で建設された。鐘楼も独特のものである。これを設計したのは、ヴィットーリオ・アルフィエーリの叔父であるベネデット・アルフィエーリである。

市の信仰生活の中心は、新古典主義建築のドゥオモである。設計はアレッサンドロ・アントネッリによるもので、まさにローマ時代に建てられたユピテル神殿のようである。ドゥオモに面するのはノヴァーラ最古の建築物、初期キリスト教時代の洗礼堂である。

ドゥオモと近接するブロレットの中庭は、帝国自由都市時代のノヴァーラの政治中心地であった(市議会の歴史ある会合場所)。ブロレットの中庭を見下ろすのはポデスタ広場、パラティシ家邸、市立美術館と現代美術館、市議会議場、15世紀の建物である。

レプブリカ広場から遠くないところにはチェーザレ・バッティスティ広場がある(ノヴァラ市民にはエルベ広場として知られる)。ここはまさにノヴァーラ市の中心をなしていた。

ジャコモ・マッテノッティ広場には、ナッタ=イゾラ邸がたつ。ここにはノヴァーラ県庁が入る。この邸宅のランドマークは時計塔である。ジャコモ・マッテノッティ広場から伸びるのはフラテッリ・ロッセッリ道で、市の行政事務所の入るカブリーノ邸が沿道にある。ローマ都市として、ノヴァーラの街路網はカルド・マクシムスデクマヌス・マクシムスによって特色づけられた。これらは現在のイターリア道、カヴォウル道とそれぞれ一致する。2つの通りはアンゴロ・デッレ・オーレ("Angolo delle Ore"、時間の角)で交差する。

最大の広場マルティリ・デッラ・リベルタ広場(かつてのカステッロ広場)は、イタリア王国初代国王、ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世の騎馬像が占めている。マルティリ広場を見下ろすのはコッチア劇場、そしてヴィスコンテオ=スフォルツェスコ城で、ヴィスコンティ家とスフォルツァ家の代々のミラノ公によって建設された。ヴィスコンテオ=スフォルツェスコ城は、かつては現在残る複合施設よりさらに大きく、ノヴァーラ有数の公立庭園であるアッレアに囲まれていた。

  • ラルゴ・カヴール(Largo Cavour)
  • ガリバルディ広場(Piazza Garibaldi) - ノヴァーラ駅に面した広場。最近補修された
  • グラムシ広場(Piazza Gramsci) - 以前はロザリオ広場と呼ばれた。2005年に補修後、イカルス像が置かれた

バルアルディの外

サクロ・クオーレ教会

バルアルディの環状外にある興味ある建物は、サン・ナッツァーロ・デッラ・コスタ教会である。これは修道院に付属しており、15世紀に聖シエナのベルナルディーノによって復興された。ピラミッド型のビコッタ納骨堂は近郊のビコッタにあり、サルデーニャ王国とオーストリアが争った1849年3月23日の歴史的な戦いの戦没者を追悼している。サンタ・マリア・デッレ・グラーツィエ教会は1477年にアウグスチノ会によって建設が始められたもので、内部は側面礼拝堂のある本堂一つからなる。絵画は15世紀の画家の手による。








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