ナイツ (お笑いコンビ) M-1グランプリ

ナイツ (お笑いコンビ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/08 00:34 UTC 版)

M-1グランプリ

2001年の第1回大会から2015年大会まで11回出場、うち2008年 - 2010年大会で3年連続で決勝進出。

2008年
  • ファーストラウンドでは4番目に登場し、鉄板の「ヤホー漫才」を披露。審査員の大竹まことから「大したことないと思わせてだんだん面白くなっていく」、松本人志から「4分間に笑いを詰め込んでいて凄い」と評されるなど高評価を得て、3位通過で最終決戦進出を決める。
  • 最終決戦でも同様のネタを披露したが、票を獲得することはできず、3位に終わった。土屋は「出来が全然良くなかった。僕なんか緊張で命にかかわるくらい口が渇いてた。師匠から浅草東洋館と思ってやれと言われたけど無理だった」、塙は「同じボケを詰め込むネタだけど、NON STYLEさんは全然スピードも練習量も違った。あんなに速いのに1回も噛まなかったし(塙は1度だけ噛んだ)。圧倒的だった」と振り返っている。また塙は「実は2人とも調子が悪かった。いつもは受けるネタをやってもリズムが悪いというか、「切れのない145キロの球」みたいだった。僕は、あまりコンテストの優勝は目指さないんですよ。僕の中では「受けたい」だけ。それができなかったのが、M-1です」とも述べている[16]
2009年
  • 非常に不利と言われるトップバッターながら、審査員7名中5名から90点台の高評価を獲得し、審査員の島田紳助から「去年より進化している」と絶賛された。この時に記録した「634点」は、2021年大会モグライダーが更新するまではトップバッターとしての最高得点であった。
  • 8組目終了時点で暫定3位に付けたが、敗者復活で勝ち上がったNON STYLEに抜かれ、最終結果は4位。土屋は「パンクブーブーさん、笑い飯さんの1本目のネタを見て、これは正直負けるかなって思いました」、塙は「笑い飯さんがすごいのは分かってたけど、パンクブーブーさんのネタの完成度にはショックを受けた」と振り返っている。
2010年
  • 本来、2000年4月に結成したコンビは2010年大会への出場が不可能だったが、前述の塙の事故を踏まえてか2001年5月結成とみなされたため、出場できた。
  • 5番目に登場し、「スポーツの話題」をテーマにしたネタを披露したが、一昨年・昨年ほど点を伸ばせず、6位に終わった。紳助はスリムクラブを引き合いに出しつつ「客ウケは悪かったが上手かった」として高得点をつけたが、同じく審査員の宮迫博之は「最初に落ち着きすぎてしまった」と指摘した。渡辺正行は大会終了後、自身のブログにて「いまひとつ勢いがなかった」[17]と評している。
  • 土屋は「出番直前のアオリ映像で『ニューナイツ』と紹介されたんですけど、蓋を開けてみたらパンクブーブーさんのほうが大きく変わっていたという。本当はああいうことをやりたかったんです」塙は「笑い飯さんのネタの途中でほぼ諦めてました。その後にはパンクブーブーさんもいたし」と振り返っている。
その後
  • 大会自体が5年振りに復活した2015年大会では、得意の時事ネタで順調に勝ち進むも、決勝8組には残れず敗者復活戦に臨む事となる。しかし、敗者復活戦でのネタはそれまで披露してきた時事ネタを一変し、吉幾三の「俺ら東京さ行ぐだ」を題材としたかなり異色のものだった。また、この回の敗者復活戦は視聴者が配信された動画を観て投票するシステムだったが、ナイツはネタ中で「俺ら東京さ行ぐだ」をほぼ全編で披露していたため、権利上の関係でネタのほとんどがカットされるというかなり不利な状況だった[18]。そうした状況に反して票数は伸びたが3位に終わり、決勝進出を逃した。
  • 大会復活後の規定上では2016年大会がラストイヤーだったが、同大会には出場しなかった。

注釈

  1. ^ (日本語) 2021年現在は身長が縮み、172cmになった。 
  2. ^ 厳密には師匠の内海桂子の相方である内海好江の弟子。
  3. ^ 初オンエアは2003年10月3日放送回。この回は二人の故郷である千葉大会だった。また、塙の兄のはなわも番組に出演経験があるが、一度も番組で共演する事はなかった。
  4. ^ 第5回以降最終回まで、塙が体調不良のため、三四郎の相田、ザブングルの加藤、狩野英孝麒麟の田村が相次いで代理を務めた。
  5. ^ 2012年4月以降の高田文夫の休養中にほぼ隔週で出演。同年のビバデミー賞にて準レギュラー賞を受賞。なお、土屋は本番組では眼鏡をかけずに番組ブログの写真に載っている。そして、2015年10月1日より晴れて木曜レギュラー進出を果たした。
  6. ^ 本番組の開始に伴い、月曜 - 木曜、および土曜日にレギュラーでラジオ番組をもつことになった。また、木曜日は先述の「ラジオビバリー昼ズ」にも継続して出演している。
  7. ^ これ以降の独演会のタイトルは、師匠である内海桂子のツイートの中の文言を元にしている。

出典

  1. ^ 第39回浅草芸能大賞 受賞者決定のお知らせ!”. 台東区芸術文化財団 (2022年11月16日). 2022年11月16日閲覧。
  2. ^ a b ゆうもあ大賞受賞のナイツ・塙宣之「役者のイメージがあると認めてもらった」とお約束のボケ」『日刊スポーツ』、2023年12月6日。2023年12月17日閲覧。
  3. ^ カオポイント公式HPのリンク
  4. ^ やりすぎコージー』出演時の発言。
  5. ^ ナイツ塙 同じ時事ネタ漫才の爆笑問題は「負けられないというより倒さなくてはいけない」存在 フジテレビュー!!
  6. ^ 我慢しましょう”. 塙ブログ. 2023年8月8日閲覧。
  7. ^ 絶対笑者〜3芸人入魂のネタ&トーク〜 【しゃべくり漫才にこだわる3組】 の番組概要ページ”. gooテレビ番組(関東版). 2017年4月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月2日閲覧。
  8. ^ 「[テレビ・今月の話題人]ナイツ 3分間に100個のボケをたたみ掛ける漫才界のホープ」『日経エンタテインメント!』第12巻第12号、日経BP社、2008年8月、pp.7。 
  9. ^ “漫才コンビ・ナイツ ネタは一緒に練習せず、ぶっつけ本番”. NEWSポストセブン (小学館). (2017年2月3日). https://www.news-postseven.com/archives/20170203_488705.html?DETAIL 2021年7月2日閲覧。 
  10. ^ a b AERA 2010年3月29日号 55-57ページ「読んでから笑え!」
  11. ^ サンケイスポーツ 2008年12月18日 芸能面記事
  12. ^ a b c d “10年前のM-1は「テクノ頂上決戦」だった YMO大好き芸人が語る裏側”. BuzzFeedNews. (2018年10月30日). https://www.buzzfeed.com/amphtml/ryosukekamba/knights-hanawa 2020年4月30日閲覧。 
  13. ^ a b c “ナイツ塙宣之が語る漫才論「ヤホー漫才のルーツはYMO」”. NEWSポストセブン. (2019年10月13日). https://www.news-postseven.com/archives/20191013_1468538.html/2 2020年4月30日閲覧。 
  14. ^ ナイツとU字工事が決勝に行ったわけ”. サンキュータツオ教授の優雅な生活 (2008年12月19日). 2021年7月2日閲覧。
  15. ^ じいさんばあさんを笑わせろ”. デイリーポータルZ (2012年7月3日). 2021年7月2日閲覧。 “「ナイツとかはほんとにそれくらいでやったりするよね」「寄席だとしゃべるスピード変えてます」”
  16. ^ “母校の甲子園応援行かず…「ひねくれてて」 塙宣之さん”. 朝日新聞. (2017年8月18日). http://www.asahi.com/articles/ASK8L2CGTK8LPTQP011.html 2017年8月18日閲覧。 
  17. ^ M1グランプリ2010”. 渡辺正行 公式ゴルフブログ (2011年1月14日). 2012年3月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月2日閲覧。
  18. ^ livedoor news - ナイツが「M-1」敗者復活戦で痛恨のミス ネタの一部が動画配信でカットに(2015年12月11日の記事)
  19. ^ 第1回戦 10/27(土)東京 ルミネ the よしもと合格者 - ウェイバックマシン(2001年12月18日アーカイブ分)
  20. ^ 1回戦東京大会5日目 9/19 東京・パナソニックセンター”. M-1GPアーカイブ - M-1GP2003. 2024年3月7日閲覧。
  21. ^ ナイツ”. M-1GPアーカイブ - M-1GP2004. 2024年3月7日閲覧。
  22. ^ a b c 大会の歴史”. M-1グランプリ 公式サイト. 2024年3月7日閲覧。
  23. ^ a b ナイツ | コンビ情報”. M-1グランプリ 公式サイト. 2022年10月14日閲覧。
  24. ^ No2235 ご報告”. 中島静佳オフィシャルブログ「静かなごはん便り」 (2013年3月25日). 2021年7月2日閲覧。
  25. ^ ナイツMC「お笑い演芸館」レギュラー化、本物志向の番組にしたい”. お笑いナタリー (2016年1月30日). 2016年2月1日閲覧。
  26. ^ ナイツMC「お笑い演芸館」が若手ネタバトルに、初回はダイタクVS空気階段”. お笑いナタリー (2021年3月26日). 2021年3月28日閲覧。
  27. ^ 料理番組「ナイツの素人包丁」スタート、塙の腕前に土屋愕然「信じられない」”. お笑いナタリー (2018年9月21日). 2018年9月24日閲覧。
  28. ^ “『細野晴臣イエローマジックショー2』に星野源・水原希子・宮沢りえら出演”. マイナビニュース エンタメ (マイナビ). (2018年10月30日). https://news.mynavi.jp/article/20181030-716132/ 2019年1月13日閲覧。 
  29. ^ “瀬戸利樹が「サンドナイツがプロ野球選手だけの居酒屋はじめました」再現ドラマで主演”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2022年12月26日). https://natalie.mu/eiga/news/506809 2022年12月27日閲覧。 
  30. ^ 「Team neo(チーム・ネオ)」篇 2012年4月3日(火)より全国でオンエア開始│2012年│ニュースリリース│キリン”. www.kirinholdings.com. 2021年12月23日閲覧。
  31. ^ サントリー緑茶「伊右衛門」新TV-CM「満飲御礼」篇 新キャストにナイツさんが出演!8月23日(月)よりオンエア あわせて「伊右衛門 満飲御礼!おおきに大入キャンペーン...”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2021年12月23日閲覧。
  32. ^ “ナイツ塙、増毛した感想を明かす「すごいいい感じですね」”. マイナビニュース (マイナビ). (2023年9月21日). https://news.mynavi.jp/article/20230921-2775307/ 2023年9月21日閲覧。 
  33. ^ 「夜マック」がさらに充実! ごはん、できたよ。日本マクドナルド史上初!人気メニューを“ごはん”ではさんだごはんバーガー3種「ごはんてりやき」「ごはんベーコンレタス」「ごはんチキンフィレオ」2月5日(水)から期間限定販売』(プレスリリース)日本マクドナルド株式会社、2020年1月28日https://www.mcdonalds.co.jp/company/news/2020/0128a/2021年7月2日閲覧 
  34. ^ 「ごはんバーガー」に新商品マクドナルド人気No.1のあの味がついに登場!!新ごはんダブチ好評販売中の「ごはんてりやき」「ごはんベーコンレタス」「ごはんチキンフィレオ」に加え10月28日(水)から新たな「夜マック」ラインアップで期間限定販売』(プレスリリース)日本マクドナルド株式会社、2020年10月22日https://www.mcdonalds.co.jp/company/news/2020/1022a/2021年7月2日閲覧 
  35. ^ 夏木マリが「変わった母ちゃん」役に、ナイツ塙に“おふくろの味”を提供”. ORICONNEWS (2020年10月28日). 2020年11月1日閲覧。





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