ドカポンシリーズ キャラクターについて

ドカポンシリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/19 08:10 UTC 版)

キャラクターについて

本シリーズは、ボードゲームでありながらRPGとしての要素を持つため、プレイヤーの動かすコマは「キャラクター」となり、強さを示すパラメータが存在する。戦闘(後述)によって経験値を獲得し、レベルアップすることによって強化することができる。

『IV』では外見が異なるだけで特徴はどれもなかった(CPUの初期思考レベルに影響するが、思考レベル自体はゲーム開始後に変更可能)が、『321』以降はキャラクターごとに個性付けがなされ、それぞれ得意とする分野において特殊能力が発揮されるようになっている(『321』のみデメリットも付いて回る)。そのため、どのキャラクターを選択するかによって、ゲーム全体にわたってそれぞれ異なる戦略・戦術を要求される。『ワールド』『キングダム』では転職システムの登場により、途中でキャラクターを変更することができるようになった。

パラメータ

基本的なルールに則った作品では、共通して以下の5種類のパラメータが存在する。

HP
キャラクターの耐久力。ダメージを受けると減り、アイテムを使ったり回復できるポイントに停まると回復できる。0になると死亡し、一定ターン休みになる(後述)。初期の作品では「体力」とも称しており、「体力1ポイント=最大HP10ポイント」という連動式(「体力」というパラメータがHP以外に影響することはなく、後にこの用語は使われなくなった)。
攻撃
武器を使ったときの攻撃力。高いほど相手に与えるダメージが大きくなる。ただし攻撃を跳ね返させるなどの一部のケースに見舞われて高い攻撃力が仇になる可能性もある。武器を装備することでその性能分が基礎値に上乗せされる。
防御
武器で攻撃されたときの防御力。高いほど受けるダメージを抑えられる。防具全般を装備することでその性能分が基礎値に上乗せされる。
素早さ
武器を使った攻撃の命中率・相手からの武器攻撃の回避率をはじめとして、戦闘を放棄する「降参」の成功率、フィールド上で使う魔法の命中・回避率[2]、他人がマスに仕掛けたトラップアイテム「ワナ」の命中・回避率[3]など、敏捷性が問われる場面全般で使われる。
魔力
魔法を使った時の攻撃力、相手から使われた魔法の防御力。ステータス異常の魔法に対する成功率や回避率には影響しない[2]。『IV』『321』では他にも、フィールドで使う魔法のストック欄を増やしたり、特殊なイベントで「フィールドが暗闇に覆われた」場合の見える範囲が広がったりする。『321』ではフィールド上で使う魔法の命中・回避率自体にも影響。

レベルアップ時には、作品やシチュエーションにもよるが、いくつかのボーナスポイントがレベルごとに与えられ、これを各パラメータに好きな配分で振り分けることができる。そのため、高レベルのキャラクターほどそれまでの振り分けの積み重ねで個性が出やすくなる。『321』以降は、キャラクターの個性によって、ポイントの一部が自動で特定のパラメータに振り分けられる。2レベル以上上昇する経験値を獲得した場合は、一度にレベルアップの処理が行われる。この時、『鉄剣』までは1レベルごとにパラメータを振り分ける方式だが、『DX』以降は上がったレベルの分だけパラメータがまとめて支給される。『ワールド』だけはボーナスポイント割り振りがなく、職業(キャラクター)ごとにレベルアップ時のパラメータ上昇値が完全に決められている。


  1. ^ RIKUSYO (2010年8月21日). “Game*Sparkリサーチ『友情破壊ゲーム』結果発表”. イード. 2012年12月2日閲覧。
  2. ^ a b 『321』では例外的に、フィールドで使う魔法の命中・回避率は、素早さではなく魔力で判定される。
  3. ^ 『IV』では赤宝箱のワナに対する回避率としても機能する。
  4. ^ 『ドカポン!怒りの鉄剣 いじわるツアーガイド』(アクセラ)より。
  5. ^ 『ドカポン』と『うたわれるもの』のコラボタイトル『ドカポンUP! 夢幻のルーレット』が発売決定!【先出し週刊ファミ通】”. ファミ通. 2020年8月5日閲覧。
  6. ^ ドカポンUP! 夢幻のルーレット”. アクアプラス. 2020年8月7日閲覧。
  7. ^ 従来のシリーズにおけるデビラーマンがアヴ・カムゥに変更されているなど。






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