テイルズ オブ ゼスティリア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/05 05:46 UTC 版)
概要
シリーズ20周年記念作品[7]。『テイルズ オブ エクシリア』同様「原点回帰」をテーマとしている[7]。タイトル中の「Zestiria」は、情熱、熱意を意味する「zest」からの造語で、馬場英雄プロデューサーによれば、人が持つ心の豊かさを掘り下げたかったため入れたという[7]。また、今作ではドラゴンが重要な役割を持っており、タイトルロゴにもあしらわれている[8]。キャッチフレーズは「伝承はいつしか「希望」になる」。
戦闘においては、本作のシステムとして「人間」が「天族」と融合して天族の能力を使えるようになる「神依化」を導入している。またシリーズで初めて[9]、敵と接触した場所からシームレスに戦闘が開始される「リアルマップバトル」を採用している。また、フィールド上ではパーティーメンバーを「同行者」として連れ歩くことができる。
2014年12月にはテレビアニメ『テイルズ オブ ゼスティリア 〜導師の夜明け〜』が放送された。2015年1月からはゲーム本編の漫画版「導きの刻」が『コミックZERO-SUM』で連載される。2月からシリーズ初となるストーリーダウンロードコンテンツ「瞳にうつるもの」が配信され、その漫画版が『ビバ☆テイルズ オブ マガジン』で連載。テレビアニメ『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』が分割2クール作品として制作され、第1期が2016年7月より放送された。2017年1月~3月まで第2期が放送され、完結編が同年4月29日にて放送された。
シナリオについて、シナリオライターの山本尚基は「いろいろなキャラクターがかわいそうな目にあいますが、このあたりは必ずしもシナリオライターが決めているわけではなく、チームの方針や作品テーマの構成上そうなってしまう」「なんでこんなにかわいそうな話なの?って思います」「現実味のある部分を描くからこそ」[10]と説明している。
演出方針として、長谷雄太ディレクターは「説明しすぎるとかっこ悪いというか興をそいでしまうので、大事なところは秘めています」[11]と述べており、世界設定やパーティーキャラクターの心理描写についてあえて掘り下げなかった。発売後、馬場プロデューサーは「これからはよりストレートに描写することを志向していきます」[12]とコメントしている。
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