ゼットン 『ウルトラマンパワード』に登場するゼットン

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ゼットン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/11 05:52 UTC 版)

『ウルトラマンパワード』に登場するゼットン

諸元
ゼットン
(パワードゼットン)
別名 宇宙恐竜
身長 99.9 m[出典 11]
体重 6万6,666 t[出典 11]
出身地

特撮ビデオ作品『ウルトラマンパワード』最終回「さらばウルトラマン」(米国版サブタイトル:THE FINAL SHOWDOWN?)に登場。玩具などではパワードゼットンと称される。

サイコバルタン星人によって製造・調整された、最強の怪獣。宇宙からW.I.N.R.アメリカ支部に直接落下してその機能をすべて破壊すると、戦車隊の包囲を不動で迎撃し、そのままパワードも迎撃する。強力なバリヤー[44]を張ること、パワードの光線のエネルギーを胸の吸収板で取り入れた後、強化・増幅して射ち返すこと、1兆度の高熱火球を顔面から放つこと[14][44](対パワード戦には未使用)は初代を踏襲している。ただし、身長や体重は大きく上回り、腕や脚は黒一色で、その動作を含めてより無機質な感じになっている。両腕からは破壊光線[44]を発射できる。また、背中に翼が生えていて飛行できるという設定であるが、劇中で飛行する姿は描かれていない。

パワードとパワードドラコの戦いを経て送信された戦闘データに基づいて戦闘力や身体能力を強化調整されており、パワードの行動パターンや攻撃を完全に解析して先手を打つ。最後はW.I.N.R.アメリカ支部の壁に反射させたメガ・スペシウム光線を振り向いて吸収したために背後をさらし、吸収板が装着されていない背中にメガ・スペシウム光線を受けて爆発する。しかし、ゼットンの消滅と同時にパワードも力を使い果たしたため、結果的に相討ちとなってその役目を完遂する。

  • デザインは前田真宏[45][46]。ウルトラマンに擬態した怪獣というイメージでデザインされた[45]。バルタン星人と同様に6本の手足を持つなど昆虫要素が強調されているが、造形では機械的なイメージとなっている[45][46]。デザイン段階では威嚇用の武器として5、6本目の手が書き足されていた[47]
  • 着ぐるみは上下で分割するセパレートタイプとなっている[45]
  • 企画段階では「ゼットン・パワード」という名称候補があった[48]

注釈

  1. ^ ウルトラ怪獣大百科』では、ナレーターが「穴の開いている両目はほとんど見えないが、その代わりに頭に生えているゼットン角がレーダーの役目をしている」と説明している。
  2. ^ 資料によっては光波バリヤー[15]電磁バリア[16][19]ゼットンバリア[20]と記述している。
  3. ^ 本編映像では両腕と胸部でスペシウム光線を受け止め、光線も弱まっていくように描写されているものの、吸収しているという明確な描写はない。また、波状光線の1発目を発射した後に新たな光線を吸収せず2発目を発射しており、吸収して撃ち返すという設定は明確には描写されていない[21]。書籍『ウルトラマン大辞典』(中経出版)におけるゼットンの説明[14]では、『ウルトラマン』に登場した個体にはこの能力の説明書きがないのに対し、『ウルトラマンZOFFY ウルトラの戦士VS大怪獣軍団』の場合は能力として「スペシウム光線を吸収して発射する」とある。
  4. ^ 『デジタル大辞泉プラス』(小学館)では、防御力も初代より高いとされている[38]
  5. ^ 資料によっては火炎弾[14]と記述している。
  6. ^ 書籍『ウルトラマン大辞典』では破壊弾と記述している[14]
  7. ^ 物理学用語で高次元宇宙を指し[87]グラビティプレーン (Gravitybrane) とも称される。詳細はランドール・サンドラム模型を参照。
  8. ^ ゲーム版と異なり、通常のゼットン同様顔から放つ。
  9. ^ 『ウルトラマンサーガ』メモリアルBOXの絵コンテ集によると、翼を失うとバリアー展開能力・瞬間移動能力が失われるという設定になっている。
  10. ^ ツングースカ大爆発をモデルとしている[116]
  11. ^ これにより、当日のTwitterでは「ゼットン」がトレンド入りを果たしている[138]

出典







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