スニーカーネット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/22 02:34 UTC 版)
別の側面
こういったスニーカーネットでは、記憶媒体のやり取りが人手を介して行われるわけだが、この記憶媒体がコンピュータウイルスに汚染されていた場合に、内部に被害が拡散することもある。例えば2003年10月には川崎市の市総合教育センターは市内の市立学校へコンピュータネットワークを提供し、インターネットへの接続は同センターが管理するファイアウォールを経由、外部からコンピュータウイルスが侵入しないよう設定されていたが、何者かがネットワーク内に接続されたパソコンにウイルス汚染されたフロッピーディスクを使用してしまい、小中合わせて31校約300台が汚染されたケースが報じられている。
またダウンサイジングにより大容量のノートパソコンなど可搬性のあるコンピュータも一般向けに市販されているが、これも一種の外部ストレージ(記憶媒体)として、ネットワーク間を移動する場合もある。ただ、これら小型のコンピュータはそれ自身が情報処理能力を備え、これの誤動作が問題を起こすこともある。
関連項目
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