ジルオール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/21 15:03 UTC 版)
種族
- バイアシオン大陸には、様々な種族が生活している。
- 人間族
- バイアシオンで最大の勢力を持つ種族。大陸の大半は人間の勢力下となっている。身体能力、魔法能力等、特に秀でた面はないが、欠点らしいものもなく、どれも平均的である。社交的な種族でもあり、ドワーフ、ボルダン、リルビーとは親密な交流がある。
- 主人公を含め、作中の登場人物の大半がこの種族である。
- エルフ族
- 変化を嫌い、深い森の中で外界との接触を絶って暮らす閉鎖的な種族。森ごとに「クィーダ」と呼ばれる指導者を立てて生活しているが、一部は後学のために人間社会に出る者もいる。魔法の能力が高く、また、寿命がないのが最大の特徴(あくまでも自然死をしないという意味であり、肉体的な損傷で死ぬことはありえる)。亜種として、人間との混血であるハーフエルフ、負の感情を発露させたダークエルフがいる。
- ドワーフ族
- 強靭な肉体と器用さを併せ持つ種族。その器用さのためか、バイアシオンで流通している通貨「ギア」は、全てドワーフの国であるドワーフ王国で製造されている。人間との交流は深く、人間の街で鍛冶屋を営むドワーフも多い。
- コーンス族
- 額に一本の角が生えた少数種族。角には魔力を増幅させる力があるが、それ故に、角を目当てとした人間によるコーンス狩りが行われ、個体数は減少している。非常に長い寿命を持ち、性格は温厚で理性的な者が多い。角を折るとショック死してしまう。
- ボルダン族
- 2メートルを超す巨躯の種族で、非常に高い身体能力を持つ。人間との交流は深く、人間の街で肉体労働に従事するボルダンは数多い。あまり饒舌な種族とは言えず、流暢に喋れない者も多いが、これはボルダンが言葉よりも肉体によるコミュニケーションを重視しているからであり、決して知能そのものが低いと言うわけではない。また、ゲーム中、女性のボルダンが登場しないが、これはボルダン族の女性は「男と同等の力を持ちながら、それを表にしないこと」が美徳とされ、そのほとんどが家事に従事しているためである。
- リルビー族
- 人間の子供のような外見の種族。陽気で好奇心旺盛なため、人間社会に完全に溶け込んでいる。手先が器用で動きが素早く、マヒ・毒への耐性を持つのが特徴。その反面、力は弱い。その外見を利用して人間の子供を装って悪事を働く者が出たため、人間社会のリルビーは付け黒子が義務付けられている。この付け黒子は肌に貼るものではなく、体に埋め込む類のものであり、移植の際には激痛を伴うようである。
- ダルケニス族
- 優れた身体能力と強力な魔力、長い寿命を併せ持つ吸血種族。人間との外見的な差異は色素の薄い肌と赤い瞳くらいであり、また、皮膜で眼球を覆って瞳の色を変えることが出来るため、その際には人間とほとんど見分けが付かない。理知的で紳士的な種族だが、新月の夜には吸血衝動が抑えきれずに凶暴化する。その能力を恐れた人間のダルケニス狩りによってコーンス族以上に個体数が少なく、その多くは正体を隠して人間社会に溶け込んでいる。人間との混血が可能であり、作中の例を見る限り、子供にはダルケニスの血が強く現れるようである。
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