ギャラクシーエンジェルの登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/23 15:32 UTC 版)
真・正統トランスバール皇国軍
レゾム・メア・ゾム
声:楠見尚己
エオニアがトランスバールに侵略した際、エオニア側へと寝返った軍人で、皇国軍に所属していた時代は中尉だった。正統トランスバール皇国での階級は少佐。単純であるためにタクトの挑発によく引っかかる。エオニア戦役後はエオニアの後を引き継ぎ、強奪船団となりながら力を蓄えてきた。最終的には用済みとなりネフューリアによって殺される。コミック版にも登場しているが、作中名前では呼ばれない。そのためアシスタントや読者には「おっさん」と呼ばれている
搭乗旗艦は「アドミラル・レゾム」。無印版は「ザーフ級戦艦」、「ゼム戦闘母艦」を使用(共に艦名不明)。
ネフューリア
声:幸田夏穂
レゾムの副官を務める女性。レゾムとは対照的に相手の動きを読んだり冷静沈着に行動する。その正体はヴァル・ファスクの尖兵。強奪船団を装いながらひそかにトランスバール皇国制圧を狙っていた。自分以外の人間を信じず、同じ種族であるヴァル・ファスクすらも信じていない。トランスバールを手に入れた後は、首領であるゲルンに反旗を翻すつもりだった発言もしている。
黒き月のコアクリスタルを利用して、レナ星系の資源衛星レナミスを「黒き月」とすることでその力を手に入れ、戦艦オ・ガウブを完成させ、トランスバール皇国を侵略する。最終的には皇国軍が完成させた決戦兵器の前に敗れることになる。
搭乗戦艦は黒き月の力を使って作られた巨大戦艦兵器「オ・ガウブ」、本性を現す前は「ザーフ級戦艦」を使用。
EDEN
ルシャーティ
声:いのくちゆか
『Eternal Lovers』にて、トランスバール皇国の領域外からやってきた小型艇に乗っていた少女。その正体はEDEN星系の中心星・ジュノーに存在する、EDEN文明の全ての情報が蓄えられている巨大施設「ライブラリ」の管理者の生き残り。「弟」と呼ぶヴァインを連れて、「ヴァル・ファスク」の軍勢から逃れてきた。その後、タクトたちに保護され、以後エルシオールにいる。彼女がいるタクトに近づこうとしたりと、行動に謎が多い。
実は頭に付けているサークレットが洗脳装置となっており、これによりヴァインに操られていた。その後、洗脳から解放され、皇国軍にライブラリの力で援助する。操られていた時の記憶も残っており、操っていたヴァインのことを憎んでいるはずだが、憎みきることができなかった。
なお、「絶対領域の扉」でも彼女の名前は出てきている。
年齢:10代後半
ヴァイン
「ヴァイン」は酒のヴァイン(ワイン)より。
声:森訓久
ルシャーティと共にエルシオールにやってきた少年。おっとりとした「姉」のルシャーティに対し、彼は落ち着いたしっかり者である。しかし、どこか策略めいた振る舞いをすることもあり、やや掴みどころのない雰囲気を持つ。
その実態はヴァル・ファスクの元老院直属特機師団長。自らルシャーティの弟に成りすまし、トランスバールを視察に来ていた。前大戦にネフューリアを倒したとされる心に興味を持っていた。そして、タクトとヒロインとの繋がりこそ力と感じ、操っているルシャーティなどを使い二人の縁を断ち切ろうとする。ヴァル・ファスクの中核に近い立場でありながら、シリーズの中で出てきているどのヴァル・ファスクよりも感情的である。
EDENを制圧した時にライブラリの管理者の生き残りであるルシャーティと出会い、ずっと見守ってきた。実際は道具としてしか見ていなかったはずだったが、いつしか彼女の心に触れてしまうことになる。そして、用済みとなったルシャーティの処刑を任されたがそれに反発。大怪我を負いながらもEDENに逃走し、タクト達にルシャーティを解放するものの、本人は怪我が深すぎて助からず、心というものを理解して笑いながらこの世から去った。
年齢:不明
ヴァル・ファスク
ロウィル
声:保村真
トランスバール侵攻艦隊総司令官であり、ヴァル・ファスクのNo.2。幾多の戦いで功績を挙げ、ゲルンの信任も厚い人物。口調は礼儀正しいが、ヴァル・ファスクよりも優れた種族はいないと考え、普通の人間とは会話することもしない。ネフューリアの直属の上司だったと思われる(オ・ガウブに通信し、彼女の野心に釘を刺したのはおそらく彼)。ヴァインの裏切りにより敗北することになる。最期の瞬間も動揺する事無く、むしろ、ヴァインの裏切りをヴァル・ファスクらしい、とほくそ笑み、散った(ただしCRギャラクシーエンジェルでは「うわあーー!」と思いっきり動揺している)。
搭乗旗艦は「オ・ケスラ」。
ゲルン
声:納谷六朗
ヴァル・ファスクの長老にして支配者。600年前のクロノクェイク発生よりも遡る事数100年以上も前よりEDENに宣戦布告をし、その後もヴァル・ファスクの頂点に君臨し続けている最古のヴァル・ファスク。敗北したヴァル・ファスクに同情することもなく、ゴミとしか思わない。エンジェル隊・皇国軍との決戦に敗北し、自らの絶命をスイッチとして、クロノクェイク・ボムを起動させた。
搭乗旗艦はクロノクェイク・ボムを装着した「特別戦闘艦ギア・ゲルン」。
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