オーバーロード (アニメ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/26 08:08 UTC 版)
制作
監督の伊藤尚往は本作を制作していくうえで『ちはやふる』の「シナリオの在り方」に影響を受けており、『ちはやふる』のシナリオには人を感動させる仕組みのようなものがあるのではと考えた[14]。また、伊藤はキャラクターデザインを担当する吉松孝博の個性をどのように活かしていくかを考え、画面に多くのキャラクターがいるような見せ方ではなく、キャラが面白いという見せ方でやっていくことに決めたと振り返っている[14]。
本作の演出について伊藤は、主人公は骸骨で口が動かず表情が見えないことから、周りのキャラクターの表情芝居を派手にしている[15]。会話の演出面で気を付けた点として、第5話が伊藤曰く「会話していたら終わってしまうような回」であり、それだけでは絵にならないと感じた伊藤は最初に人物の配置をどうするかを最も重視した[16]。
主題歌
- 「Clattanoia」
- OxTによる第1期オープニングテーマ。作詞はhotaru、作曲は大石昌良、編曲はTom-H@ck。
- 「L.L.L.」
- MYTH & ROIDによる第1期エンディングテーマ。作詞・作曲・編曲はMYTH & ROID。
- 「Crazy Scary Holy Fantasy」
- MYTH & ROIDによる劇場版総集編(前編)主題歌。作詞・作曲・編曲はMYTH & ROID。
- 「Laughter Slaughter」
- OxTによる劇場版総集編(後編)主題歌。作詞はhotaru、作曲はOxT、編曲はTom-H@ck。
- 「GO CRY GO[17]」
- OxTによる第2期オープニングテーマ。作詞はhotaru、作曲は大石昌良、編曲はTom-H@ck。
- 「HYDRA[17]」
- MYTH & ROIDによる第2期エンディングテーマ。作詞・作曲・編曲はMYTH & ROID。
- 「VORACITY[17]」
- MYTH & ROIDによる第3期オープニングテーマ。作詞・作曲・編曲はMYTH & ROID。
- 「Silent Solitude[17]」
- OxTによる第3期エンディングテーマ。作詞はhotaru、作曲はTom-H@ck、編曲はKanadeYUK。
- 「HOLLOW HUNGER」
- OxTによる第4期オープニングテーマ。作詞はhotaru、作曲は大石昌良とTom-H@ck、編曲はebaとOxT。
- 「No Man’s Dawn」
- 前島麻由による第4期エンディングテーマ。作詞はhotaru、作曲・編曲は睦月周平。
- 「fallen」
- ラナー(安野希世乃)による第4期第13話挿入歌。作詞はhotaru、作曲はTom-H@ck、編曲はうたたね歌菜。
評価
売上
アニメ放送後に原作小説の売上が60万部から150万部に増加した[14]。
本作1期のBlu-ray第1巻の初週売上は4,043枚を記録し、週間・Blu-rayアニメランキング(ORICON調べ)では4位を獲得した[18]。本作2期のBlu-ray第1巻の初週売上は5,338枚を記録し、週間・Blu-rayアニメランキングでは5位を獲得した[19]。本作3期のBlu-ray第1巻の初週売上は5,914枚を記録し、週間・Blu-rayアニメランキングでは2位を獲得した[20]。
批評
ライターのはるのおとは本作の人気の要因として「キャラクターの個性の強さ」を挙げている。同氏は主人公・アインズの見た目が骸骨というだけでインパクトが大きいが、さらにそのアインズが強力な部下を率いて世界征服をする一方で内心はビビっているというギャップがユニークだと語っている[21]。
その他
第3回CrunchyrollアニメアワードではモモンガがBest Antagonist(最優秀悪役賞)にノミネートされた[22]。
2021年6月時点で中国の動画共有サイト「bilibili」の再生回数は第1期と第3期が3.4億回、第2期が3.2億回であり、シリーズ累計再生数は10億回を突破している[21]。
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