イオン反応式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/19 07:27 UTC 版)
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構造
例として、硝酸鉛(II)とヨウ化カリウムの反応について考えてみよう。通常の化学反応式(完全反応式)は次のようになる。
この反応式をそれぞれイオンごとに分けて考える。
Pb2+(aq) + 2NO3−(aq) + 2K+(aq) + 2I−(aq)→ PbI2(s) + 2NO3−(aq) + 2K+(aq)
この段階での反応式を全イオン反応式という。 ここで、Pb2+(aq)と2I−(aq)以外のイオンは反応の前後で変化していない。これらを傍観イオンといい、 反応式の両辺から消去すると以下のようになる。
Pb2+(aq) + 2I−(aq)→ PbI2(s)
この式は完全な反応式で、正味イオン反応式と呼ばれている。
関連項目
- 1 イオン反応式とは
- 2 イオン反応式の概要
イオン反応式と同じ種類の言葉
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