アルベルト・サパテル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/05 07:20 UTC 版)
経歴
スペインU-20代表として2005 FIFAワールドユース選手権に出場し、ベスト8進出に貢献した。
レアル・サラゴサ
2004年のスーペル・コパでデビューすると、瞬く間にレギュラーの座を勝ち取り、20代前半にしてレアル・サラゴサの中盤に欠かせない選手になった。2006年5月にはフランスのオリンピック・リヨンから具体的なオファーが届いたものの、サラゴサとの契約を延長した。2007-08シーズンは自己最多タイの36試合に出場し、後半戦にはキャプテンを務めたが[1]、監督がめまぐるしく代わったチームは18位でセグンダ・ディビシオン(2部)に降格した。2008-09シーズンは開幕時からキャプテンとしてチーム最多の39試合に出場し、2位でのプリメーラ・ディビシオン(1部)復帰に大きく貢献した。後半戦のレアル・ムルシア戦とエルクレスCF戦では2試合連続ゴールを決めた。
ジェノアCFC
2009年夏、サラゴサでかつてチームメイトだったディエゴ・ミリートがジェノアCFCにサパテル獲得を薦め、移籍金450万ユーロ(約6億1000万円)で移籍した[2] [3]。サラゴサは契約年数が残り1年となったサパテルに契約延長オファーを出すつもりがなく、移籍金が発生するうちに放出したかったようである[4]。サパテルはキャプテンとして尽くしてきたチームにぞんざいに扱われたことに動揺し、泣きながら移籍会見を行った[5]。8月23日、シーズン開幕戦のASローマ戦に出場し、同点ゴールとなる初得点を決めて華々しくデビューした。9月17日、UEFAヨーロッパリーグのグループリーグ・スラビア・プラハ戦で開始4分に得点したが、この得点はこのシーズンから始まったUEFAヨーロッパリーグの初得点(予選は含めず)となった[6]。2010年1月、ユヴェントスからの関心が報道された[7]。
スポルティングCP
2010年8月、移籍金200万ユーロの5年契約でスポルティングCPに移籍した[8]。スポルティングからはミゲル・ヴェローゾがジェノアCFCに移籍した。
ロコモティフ・モスクワ
2011年8月、ロシア・プレミアリーグに所属するFCロコモティフ・モスクワへ移籍金なしの5年契約で移籍をした[9]。
レアル・サラゴサ復帰
2016年6月19日、3年契約でレアル・サラゴサへの復帰が決定した[10]。復帰後も長いプロキャリアで培った経験を生かしてレギュラーとしてプレーし、2022-23シーズン終了後に契約満了での退団が決定した[11]。
アトレティコ・オタワ
2023年6月28日、アトレティコ・オタワに加入した[12]。
- ^ バレンシア、サパテルとガルシアに関心を示すGoal.com、2008年5月23日
- ^ ジェノア、サラゴサからサパテルを獲得livedoorスポーツ、2009年7月31日
- ^ Genoa get hold of Zapateruefa.com、2009年7月31日
- ^ スポーツナビ (2009年7月26日). “サラゴサ、GKカリーソらを期限付き移籍で獲得”. 2009年8月1日閲覧。
- ^ HERALDO.es (2009年7月29日). “"Gracias a la gente"”. 2009年8月1日閲覧。
- ^ uefa.com (2009年9月18日). “UELの歴史に名を残したサパテル”. 2009年9月18日閲覧。
- ^ サパテルのユヴェントス移籍はなし?Goal.com、2010年1月5日
- ^ スポルティングとジェノア、MFをトレードUEFA.com、2010年8月3日
- ^ サパテルがロコモティフに加入uefa.com、2011年8月4日閲覧。
- ^ “El Real Zaragoza llega a un acuerdo para la incorporación de Alberto Zapater” (Spanish). Real Zaragoza (2016年6月19日). 2016年6月19日閲覧。
- ^ “Zapater estira su carrera en Canadá” (スペイン語). as (2023年6月19日). 2023年6月19日閲覧。
- ^ “Atlético Ottawa signs legendary Spanish midfielder Alberto Zapater”. Atlético Ottawa (2023年6月28日). 2023年7月5日閲覧。
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