2ストロークエンジン
1サイクルをクランク軸の1回転、すなわちピストンの上下2行程で完結するものを2ストロークサイクルエンジン、略して2ストロークエンジンまたは2サイクルエンジンという。動力を発生する行程が1回転に1回あり、4ストロークエンジン(2回転に1回)の倍の頻度なので、同一行程容積でより大きな出力が得やすい。また、シリンダー壁に設けたポートにより吸排気できるので、構造が簡単で小型・軽量化ができる。圧縮着火方式は船舶用などの大型機で、火花点火方式は2輪車などで用いられている。1880年、イギリス人のデュガルト・クラークが発明したので、クラークサイクルとも呼ばれる。
同義語 クラークサイクルエンジン参照 ポート開閉時期、4ストロークエンジン
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