ヒートクラック
部材に加えられる熱による膨張と収縮の繰り返しが原因で、部材に亀甲状の剥離が発生することをいう。とくにエンジン部材、ディスクブレーキローター、ブレーキドラム、熱間圧延ロール、ダイキャスト用金型、切削工具などは常温から高温まで、加熱・冷却を交互に受けて熱疲労による亀裂の発生となり、その寿命を終える。ヒートクラックの発生を防止するためには十分な冷却性能をもたせた構造とし、急加熱、急冷却を少なくすること。熱伝導のよい耐ヒートクラック性材料を選択することなどが重要である。
熱き裂
thermal crack | ||
加熱又は冷却によって、直ちに又は遅れをもって鉄鋼製品に生じるき裂。
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