Sans-Souciとは? わかりやすく解説

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サンスーシ

別表記:サンスーシー、Sans Souci

サンスーシ(Sans Souci または Sanssouci)は元々はフランス語で、「憂いがない」「心配無用」という意味合い表現。英語の without worry に相当する18世紀プロイセン王国建立した王宮であり代表的なロココ建築のひとつである「サンスーシ宮殿」が冠する名称として知られる

サンスーシ宮殿

(Sans-Souci から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/14 13:59 UTC 版)

サンスーシ宮殿(サンスーシきゅうでん、: Schloss Sanssouci)は、ドイツ北東部の首都ベルリンから南西約30km、ブランデンブルク州の州都ポツダム市街の西に広がるサンスーシ公園北東部に建つロココ建築宮殿。「サンスーシ (Sans Souci)」とは、もともとフランス語で「憂いなし」を意味し、日本中国では漢訳して無憂宮とも呼ぶ。1990年に、宮殿の建物および庭園は「ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群」の1つとしてユネスコ世界遺産(文化遺産)に登録された[1]


注釈

  1. ^ フリードリヒ2世と同様に、他の近世ヨーロッパの君主たちも居住地として首都の中心地以外に離宮を構える習慣を持っていた(LIEU, op. cit.)。たとえばフランス王はパリの宮殿は使用せず、ヴェルサイユで暮らしていた。スペイン王もマドリードに「ブエン・レティーロ」離宮と庭園を持っていた。ドイツの他の君主たちも同様の住居を保有していた。その例として、オーストリアのシェーンブルンに作られた神聖ローマ皇帝の夏の離宮を挙げることができる。
  2. ^ 音楽会が催された際にはフリードリヒ2世がフルートを演奏したと伝えられる。

出典

  1. ^ ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説”. コトバンク. 2018年7月14日閲覧。
  2. ^ Dorinda Outram LIEU, Panorama of the Enlightenment, London : Thames & Hudson, 2006, p. 230.
  3. ^ a b LIEU, op. cit.


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