メンデルスゾーン:華麗なロンド 変ホ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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メンデルスゾーン:華麗なロンド 変ホ長調 | Rondo brillant Es-Dur Op.29 O 10 | 作曲年: 1833-34年 出版年: 1834年 初版出版地/出版社: London 献呈先: Ignaz Moscheles |
作品解説
ピアノと管弦楽のための作品ではあるが、全体的にピアノが中心となっており、管弦楽は副次的な役割に徹している。《華麗なカプリッチョ ロ長調 作品22》と同様に単一楽章で構成されている。メンデルスゾーンの師であり、友人でもあるピアニスト、モシュレスの依頼をうけて、1834年作曲を完成させた。
はげしく動くオクターブや、休みなくかけめぐるアルペッジョなど、タイトル通り、ピアノの演奏効果があがるような、“華麗な”作品である。プレスト、8分の6拍子。
管弦楽によるファンファーレの序奏で勢いをつけて、ピアノのロンド主題がリズミカルに現れる。この主題を管弦楽が繰り返す。続いてピアノが経過的な句を奏し、それに管弦楽が間の手をいれながら、テンポよく曲が進む。変ロ長調で、いくらか穏やかな雰囲気をもった副主題が現れる。これが華やかな展開をみせた後、再びピアノに主要主題が現れる。これがさらに展開され、続いて副主題が再現される。最後は主要主題による華々しいクライマックスを形成し、堂々と曲を閉じる。
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