(1961) Melzak のモデル: 穴を出入りする小石の集まり
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Melzak (1961) のモデルは上記とは大きく異なる。テープを縦にして、これを「地面の穴; holes in the ground」と呼び、その穴を「小石カウンタ; pebble counters」で満たすというモデルであった。ミンスキーの「インクリメント」と「デクリメント」とは異なり、Melzak のモデルでは任意個の小石の加減算が可能であった。 また、間接指定も定義し(p. 288)、それを使った例も2つ示している(p. 89)。このモデルがチューリング等価であることの証明(p. 290-292)は概略的であって、間接指定がその証明に必須なのかどうかも判然としない。 Melzak のモデルは Lambek が単純化し、後に Cook and Reckhow (1973) でも用語が踏襲されている。
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