Mean free pathとは? わかりやすく解説

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エム‐エフ‐ピー【MFP】

読み方:えむえふぴー

《mean free path》⇒平均自由行程


平均自由行程

【英】:mean free path

入射電子が、ある散乱起こすまでに走行する距離。非弾性散乱対するは入射線のエネルギー大きいほど大きく原子番号大きいほど小さい。また入射線の取り込み角大きいほど小さい。200kVの電子線対する全非弾性散乱対するは150nm程度である。(nm)の目安として、入射エネルギー(keV)に0.8倍した値で与えられるとの提案がある。弾性散乱対するは非弾性散乱場合20分の1程度である。

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平均自由行程

(Mean free path から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/25 07:24 UTC 版)

平均自由行程(へいきんじゆうこうてい、英語: mean free path)または平均自由行路[1](へいきんじゆうこうろ)とは、物理学化学のうち、気体分子運動論において、分子などの粒子が、散乱源(同じ粒子の場合もあれば、異なる粒子の場合もある)による散乱(衝突)で妨害されること無く進むことのできる距離(これを自由行程という)の平均値のことを言う。粒子が平均自由行程だけ運動すると、他の粒子と平均して1回衝突する。金属半導体伝導電子についても同様に定義される[2]


  1. ^ 今井功 『流体力学(前編)』 裳華房、1997年、9頁。ISBN 4-7853-2314-0 
  2. ^ 小項目事典,世界大百科事典内言及, 日本大百科全書(ニッポニカ),デジタル大辞泉,化学辞典 第2版,ブリタニカ国際大百科事典. “平均自由行程とは” (日本語). コトバンク. 2021年5月16日閲覧。
  3. ^ 高橋幹二、日本エアロゾル学会編 『エアロゾル学の基礎』 森北出版、2003年、16頁。ISBN 4-627-67251-9 



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