KyivNotKievキャンペーンの結果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 02:37 UTC 版)
「KyivNotKiev」の記事における「KyivNotKievキャンペーンの結果」の解説
キャンペーン開始後、「Kiev」に代わり「Kyiv」がBBCのような英語系放送局、ガーディアン、AP通信、ウォール・ストリート・ジャーナル、グローブ・アンド・メール、ワシントン・ポスト、フィナンシャル・タイムズ、エコノミスト、デイリー・テレグラフ、ニューヨーク・タイムズ、およびその他の外国メディアによって用いられ始めた。 また「Kyiv」呼称が一部の国際機関でも採用された。 2019年6月米国国務省、在アメリカ合衆国ウクライナ大使館、在アメリカ合衆国ウクライナ人組織の要請により、米国地理名委員会は「Kyiv」を唯一の正式名前として公的に採用した為、以後米国連邦政府は「Kyiv」のみを使用することとなった。それ以前は「Kiev」と「Kyiv」の両方が用いられていた。 キャンペーンの目的の一つに、世界中の国際空港に対し「Kiev」から「Kyiv」への名称切り替えを行わせることが存在していた。国際航空運送協会(IATA)と国際民間航空機関(ICAO)のリストには「Kiev」の名称で指定されているとして、以前は空港のほとんどが変更を拒否していたが、2019年10月、IATAが米国地名委員会の決定に従って「Kyiv」に変更した。キャンペーン開始以来「Kyiv」がIATAに採用される前からも、世界中の63の空港と3つの航空会社(2020年1月現在)が「Kyiv」を使用し始めており、その中には、トロント・ピアソン国際空港、ロンドン・ルートン空港、マンチェスター空港、フランクフルト空港、およびバルセロナ=エル・プラット空港が含まれている。 また2020年9月、英語版ウィキペディアは「Kiev」から「Kyiv」に表記を切り替えた。
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