I/O命令とは? わかりやすく解説

I/O命令

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/21 02:01 UTC 版)

データゼネラルNova」の記事における「I/O命令」の解説

Novaは、I/Oデバイスとのインターフェースのためのチャネルモデル実装した。 このモデルでは、各I/Oデバイスは、"Busy" および "Done" と呼ばれる2つフラグと、A, B, Cと呼ばれる3つのデータ制御レジスタ実装することが期待されていた。 I/O命令は、レジスタ読み書きし、"start", "clear", "pulse" と呼ばれる3つの信号のうちの1つデバイス送信するために利用可能である。一般的に start 信号を送ると、A/B/Cレジスタに値をロードすることで設定されI/O動作開始されるclear 信号I/O動作停止し発生した割り込みクリアする。pulse 信号は、ディスクドライブシーク操作など、複雑なサブシステム付帯操作開始するために使用された。ポーリングされたデバイス通常デバイスとAレジスタの間で直接データ移動した。 DMAデバイス一般的にメモリアドレス指定するためにAレジスタ使用し転送するワード数を指定するためにBレジスタ使用し制御フラグセットするためにCレジスタ使用していた。 チャネル63CPU自体参照しさまざまな特殊機能使用された。 各I/O命令には、6ビットチャネル番号フィールド、どのレジスタ読み書きするかを指定する4ビット、どの信号送信するかを指定する2ビットフィールド含まれた。 アセンブリ言語では、信号オペコードに文字追加することによって指定された。'S' は start、'C' は clear、'P' は pluse 、信号ない場合は何も指定しない。 オペコード次のとおりである: DIA - デバイスのAレジスタ内容指定されアキュムレータ移動 DOA - 指定されチャネルデバイスのAレジスタ指定されアキュムレータ内容送信 DIB - デバイスのBレジスタ内容指定されアキュムレータ移動 DOB - 指定されチャネルデバイスのBレジスタ指定されアキュムレータ内容送信 DIC - デバイスのCレジスタ内容指定されアキュムレータ移動 DOC - 指定されチャネルデバイスのCレジスタ指定されアキュムレータ内容送信 NIO - "no I/O" の誤記。 この命令は、レジスタ転送行わずデバイス信号送信するために使用された。 さらに、デバイスの状態をテストするための4つ命令用意されていた: SKPBN - デバイスBusyフラグ設定されている場合次の命令スキップ SKPBZ - デバイスBusyフラグクリアされている場合次の命令スキップ SKPDN - デバイスDoneフラグ設定されている場合次の命令スキップ SKPDZ - デバイスDoneフラグクリアされている場合次の命令スキップ デバイス起動すると、Busyフラグ設定される要求され操作完了すると、従来デバイスBusyフラグクリアして Doneフラグ設定していたが、ほとんどのデバイスでは、割り込み要求メカニズムDoneフラグ接続されていたため、Doneフラグ設定する割り込み発生する割り込みが有効でデバイスマスクされていない場合)。

※この「I/O命令」の解説は、「データゼネラルNova」の解説の一部です。
「I/O命令」を含む「データゼネラルNova」の記事については、「データゼネラルNova」の概要を参照ください。

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