Ca2+/カルモジュリン依存性タンパク質キナーゼ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 14:25 UTC 版)
「プロテインキナーゼ」の記事における「Ca2+/カルモジュリン依存性タンパク質キナーゼ」の解説
EC 2.7.11.17。カルモジュリン(CaM)キナーゼとも呼ばれ、主にCa2+/カルモジュリン複合体により活性化される。活性化に関して「記憶作用」、つまり活性化反応が終わっても活性化状態が長続きする性質がある。次の2つのタイプがある: 特異型CaMキナーゼ:例としてミオシン軽鎖キナーゼ(MLCK)がある。これはミオシンをリン酸化して筋肉を収縮させる。 多機能型CaMキナーゼ:CaMキナーゼIIとも呼ばれ、神経伝達物質の分泌、転写因子の制御、グリコーゲン代謝など様々な場面で働く。脳のタンパク質の1ないし2%がCaMキナーゼIIである。
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