ぶゑのすあいれす丸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/10/27 08:22 UTC 版)
ぶゑのすあいれす丸（ぶえのすあいれすまる、Buenos Aires Maru、ぶえのすあいれす丸）は、かつて大阪商船および大阪商船三井船舶が所有し運航していた貨客船および貨物船である。大阪商船所属の初代はぶゑのすあいれす丸級貨客船のネームシップとして西回り南米航路に就航して移民輸送に活躍し、太平洋戦争中に日本陸軍の病院船として運航され、爆撃によって劇的な最期を遂げた。大阪商船および大阪商船三井船舶所属の二代目は貨物船として、南米航路や欧州航路に就航した。
注釈
- ^ この件に関して野間は「日本の陸軍病院船は国際的に未認知であったようである」（#野間 (2004) p.148）としているが、通告自体は一応は受理されており（#不法攻撃事件一般 p.3）、野間が言うところの「未認知」だったとは言えない。
- ^ 船員40名のうち、「ぶゑのすあいれす丸」固有の船員は甲板員1名が漂流中に死去し、機関長は救助されたものの収容先のラバウルの病院で死去（#野間 (2004) pp.150-151）。
出典
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p #日本汽船名簿
- ^ a b c d e #北米・パナマ経由南米へ
- ^ #大毎330216
- ^ #ブエノスアイレス丸撃沈事件新聞切抜並参考資料 pp.3-13
- ^ a b c #創業百年の長崎造船所 pp.544-545
- ^ a b #日本の客船1 p.76
- ^ Buenos_Aires_Maru_class
- ^ #大朝300918
- ^ #大毎320903
- ^ a b #商船八十年史 p.350
- ^ #商船八十年史 p.350,353
- ^ #大毎400223
- ^ #商船八十年史 pp.350-351
- ^ a b #商船八十年史 p.351
- ^ a b c d e #野間 (2004) p.148
- ^ #還送患者輸送報告 pp.5-6
- ^ #第四次帝国軍病院船名通告ノ件 pp.3-8
- ^ #第四次帝国軍病院船名通告ノ件 pp.12-27
- ^ #不法攻撃事件一般 p.3
- ^ #「アラビヤ」丸 p.12
- ^ #「アラビヤ」丸 pp.6-7, pp.55-56
- ^ #SS-275, USS RUNNER p.29,32
- ^ “Chapter V: 1943” (英語). The Official Chronology of the U.S. Navy in World War II. HyperWar. 2012年10月1日閲覧。
- ^ a b c d e f g #「ブエノスアイレス」丸撃沈事件 p.5
- ^ #野間 (2004) pp.148-149
- ^ a b c d e f #野間 (2004) p.149
- ^ a b #野間 (2004) p.150
- ^ #ブエノスアイレス丸撃沈事件新聞切抜並参考資料 p.8
- ^ #ブエノスアイレス丸撃沈事件新聞切抜並参考資料 pp.3-6
- ^ #「ブエノスアイレス」丸撃沈事件 p.10
- ^ #「ブエノスアイレス」丸撃沈事件 p.9
- ^ #「ブエノスアイレス」丸撃沈事件 p.14
- ^ #「ブエノスアイレス」丸撃沈事件 p.23,25
- ^ #ブエノスアイレス丸撃沈事件新聞切抜並参考資料 pp.7-15
- ^ #「ブエノスアイレス」丸撃沈事件 p.43
- ^ #「ブエノスアイレス」丸撃沈再抗議 pp.1-12
- ^ #「ブエノスアイレス」丸撃沈第三次抗議
- ^ #「ブエノスアイレス」丸撃沈再抗議 pp.3-5
- ^ #「アラビヤ」丸 pp.56-58
- ^ a b c d e f g h i j k l #新三菱 pp.314-315
- ^ #商船八十年史 pp.351-352
- ^ a b “ぶえのすあいれす丸”. なつかしい日本の汽船. 長澤文雄. 2020年3月17日閲覧。
- ^ #商船八十年史 p.186
- ^ #商船八十年史 p.183,223
[続きの解説]
「ぶゑのすあいれす丸」の続きの解説一覧
- 1 ぶゑのすあいれす丸とは
- 2 ぶゑのすあいれす丸の概要
- 3 脚注
- 4 外部リンク
- ぶゑのすあいれす丸のページへのリンク
