B-15飛行ジャケットとA-11飛行ズボン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 04:15 UTC 版)
「軍服 (第二次世界大戦の米陸軍)」の記事における「B-15飛行ジャケットとA-11飛行ズボン」の解説
戦争後期になると飛行服は革製から製造や保守が楽なコットンやナイロン製へと変わっていく。それが1944年4月7日に採用されたB-15飛行ジャケットとA-11ズボンである。B-15飛行ジャケットはコットン製のジャケットであり、1950年代から使用されるようになったMA-1飛行ジャケットの元祖ともいえるコットン製飛行ジャケットである。前開きはジッパーで、襟はムートンが使用され、左右の腰には蓋無しの切り込みポケットがあり、スナップボタンで閉じることができる。左袖にはペン・ポケットがあり、肩には陸軍航空軍の記章がプリントされたものもある。1944年秋以降の物は左胸の部分に通信用ワイヤーを通すタブと、酸素ホースの締め金を留めておくために小さな三角形タブが付けられていた。 A-11飛行ズボンは前開きがジッパーになっているほか、A-3飛行ズボンと同じく両足に全長に渡るジッパーが付いている。右の膝にはV字型の蓋が付いた切り込みポケットがある。左の膝には開口部が縦の大きな貼り付けポケットがある。このポケットの上の部分に高空脱出用の酸素ボトルを入れるポケットが用意されている。左右の脛の外側と尻にもV字型の蓋の切り込みポケットが付いている。裾はニットになっている。
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