5代目志ん生
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 03:32 UTC 版)
5代目古今亭志ん生の口演では、旦那が義太夫を聞かせたがるくだりから以下のような展開になる。 仕方が無いからと、番頭相手に差し向かいで語りだした旦那。殺人的な義太夫の拷問に当然番頭は逃げ出し、旦那は見台を持って語りながら追っかける。進退窮まった番頭は蔵へ逃げ込み引きこもるが、旦那もさる者で引き窓までよじ登り蔵の中へ義太夫を語りこむ。蔵の中は義太夫が渦巻き、パニックになった番頭はその後失踪した。 サゲは「いまあの人は、ドイツにいる」。ドイツに都々逸をかけたものである。ちなみに、志ん生の次男・3代目古今亭志ん朝は高校からドイツ語を学び、長じては毎年ドイツ旅行を欠かさない熱烈なドイツびいきに育った。
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