1998年、ブロードウェイ再々演
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 08:01 UTC 版)
「キャバレー (ミュージカル)」の記事における「1998年、ブロードウェイ再々演」の解説
1993年のロンドン再々演を基にしたブロードウェイ再々演が行われた。ロブ・マーシャルが共同演出および共同振付として参加した。プレビュー公演37回の後、1998年3月19日、かつてヘンリー・ミラー劇場として知られたクラブ・エキスポ内に設置されたキットカット・クラブで正式に開幕した。同年終盤、スタジオ54に移行して2,377回上演し、『シカゴ』、『オー!カルカッタ!(英語版)』に続きブロードウェイ・ミュージカル史上3番目のロングラン再演公演となった。カミングがMC役を再演し、ナターシャ・リチャードソンがサリー役、ジョン・ベンジャミン・ヒッキーがクリフ役、ロン・リフキンがヘア・シュルツ役、デニス・オヘアがエルンスト・ラドウィグ役、ミシェル・パークがフロウライン・コスト役、メアリー・ルイス・ウィルソンがフロウライン・シュナイダー役に配役された。トニー賞10部門にノミネートされ、再演ミュージカル作品賞のほか、カミングが主演男優賞、リチャードソンが主演女優賞、リフキンが助演男優賞を受賞した。上演中の主な交代を以下に示す: ジェニファー・ジェイソン・リー、スーザン・イーガン、ジョリー・フィッシャー、ジーナ・ガーション、デボラ・ギブソン、テリー・ハッチャー、メリーナ・カナカレデス、ジェーン・リーヴス、モリー・リングウォルド、ブルック・シールズ、リー・トンプソンがサリー役。マイケル・C・ホール、ラウル・エスパルザ、ニール・パトリック・ハリス、アダム・パスカル、ジョン・セカダ、ノーバート・リオ・バッツ、ジョン・ステイモスがMC役。ボイド・ゲインズ、マイケル・ヘイデンがクリフ役、トム・ボズリ、ディック・ラテッサ、ハル・リンデン、ローレンス・ラッキンビル、トニー・ロバーツがヘア・シュルツ役。ブレア・ブラウン、ポリー・バーゲン、マリエット・ハートレイ、キャロル・シェリーがフロウライン・シュナイダー役。 1993年の再演版と1998年の再々演は製作チームがほぼ重なっているが、多くの変更があった。クラブでの曲『Two Ladies 』はMC、キャバレー・ガール2人のほか、女装のキャバレー・ボーイも参加し、影絵での演出が行われた。音楽は全て編曲しなおされ、シンセサイザー効果、キャバレー・ガールおよびボーイによるステージ・バンドなどが使用された。貧困、絶望、飢餓を嘲る激しい風刺の『Sitting Pretty 』は1972年の映画版ではインストゥルメンタルで演奏され、1993年の再演版では1987年のロンドン公演と同様に『Money 』と合わせて演奏されていたが、1998年の再々演ではカットされ、『Money 』は単独で演奏された。映画版で使用された『Maybe This Time 』が1998年再々演に追加された。
※この「1998年、ブロードウェイ再々演」の解説は、「キャバレー (ミュージカル)」の解説の一部です。
「1998年、ブロードウェイ再々演」を含む「キャバレー (ミュージカル)」の記事については、「キャバレー (ミュージカル)」の概要を参照ください。
- 1998年、ブロードウェイ再々演のページへのリンク