10GBASE-Wとは? わかりやすく解説

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10GBASE-W

読み方テンジーベースダブリュー

10GBASE-Wとは、IEEE 802.3aeとして標準化されている10GbE10Gigabit Ethernet)の規格である。

10GBASE-Wの「W」は、10GBASE-Wのフレームフォーマットを、WAN標準化されているSONET(OC-192)/SDH(STM-64)に対応させるWAN PHY仕様であることを表している。10GBASE-Wが、9.2942Gbpsのデータを64B/66B方式符号化すると、データ量は9.58464Gbpsとなる。この符号化したデータは、WAN Interface Sublayer(WIS)を用いて伝送速度9.58464GbpsのSONET(OC-192)/SDH(STM-64)のペイロード埋め込まれるが、制御情報付加されるため実際伝送速度は9.95328Gbpsとなっている。

なお、10GBASE-Wには短距離用の10GBASE-SW長距離用の10GBASE-LW、超長距離用の10GBASE-EW3種類の規格があり、それぞれ用い光ファイバ種類と光の波長異なっている。

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10GBASE-W

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 10:12 UTC 版)

10ギガビット・イーサネット」の記事における「10GBASE-W」の解説

10GBASE-WのOC-192/STM-64フレーム構造オーバヘッドペイロード部 (16704列)576列1列63列16640列3行SOH POH 定型要素(全ゼロ) ペイロード(64b/66b符号) 6行LOH SOH: セクション(Section)オーバヘッド LOH: ライン(Line)オーバヘッド POH: パス(Path)オーバヘッド 2002年に802.3aeで標準化。距離長によって10GBASE-SW/LW/EWの3種(および規格外の距離長をサポートする10GBASE-ZW)があり、ファイバの伝送特性・距離長などは10GBASE-Rのものと共通する符号化処理は、既存WAN標準であるSONET/SDHへの接続意図した仕様になっており、イーサネットフレームデータSONET/SDHフレーム一部として割り付ける。この処理を行うPCS-PMA間の処理ブロックWIS (WAN Interface Sublayer)と呼び、これを含む物理層デバイス(PHY)をWAN PHYと呼ぶ。 回線速度は 9.95328 Gbps伝送速度は 9.58464 Gbps となり、いずれも他の10GbEよりやや小さい。この回線速度サポートするOC-192/STM-64 (STS-192c)では、フレームが17280列 × 9行のオクテット配列構成される。10GBASE-WのWISでは、このうち16640列のサイズを持つペイロード領域に64b/66b符号配置し、これを125マイクロ秒おきに送信する回線速度伝送速度比率は、このフレーム全体ペイロードサイズ比に相当する。さらにデータ転送速度はこの64/66にあたる9.294 Gbps程度となる。 10GBASE-W対応機器SONET/SDH接続するには、10GBASE-Wポート持ったSONET/SDH用の光クロスコネクト(OXC)装置など収容する必要がある

※この「10GBASE-W」の解説は、「10ギガビット・イーサネット」の解説の一部です。
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