ハイパスフィルタ
【英】HPF, High-Pass Filter, LCF, Low-Cut Filter
ハイパスフィルタとは、周波数フィルタと呼ばれる回路の一種で、ある周波数を境目としてそれよりも高い周波数のみ通過させる性質をもった回路のことである。
フィルタ回路において、通過させる周波数と遮断する周波数とを分ける境界になっている周波数は、遮断周波数(カットオフ周波数)と呼ばれている。フィルタ回路には、ハイパスフィルタの他に、低域のみを通過させて高域を遮断するローパスフィルタ(LPF)、特定の周波数帯域のみを通過させて他の帯域を遮断するバンドパスフィルタ(BPF)、あるいは特定の周波数帯域のみを遮断して他の帯域を通過させるバンドエリミネーションフィルタ(BEF)などがある。
参照リンク
フィルタの種類と理想特性 - (株式会社エヌエフ回路設計ブロック)
ハイパスフィルタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/17 21:15 UTC 版)
ハイパスフィルタ(英語: High-pass filter: HPF)とは、フィルタの一種で、なんらかの信号のうち、遮断周波数より高い周波数の成分はほとんど減衰させず、遮断周波数より低い周波数の成分を逓減させるフィルタである。ローカットフィルタ等と呼ぶ場合もある。電気回路・電子回路では、フィルタ回路の一種である。日本語では「高域通過濾波器」とも言われる。オーディオでは「bass-cut filter」または「rumble filter」とも称する。
- 1 ハイパスフィルタとは
- 2 ハイパスフィルタの概要
- 3 応用例
ハイパスフィルタ(HPF)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 20:41 UTC 版)
「VCF」の記事における「ハイパスフィルタ(HPF)」の解説
ハイ(高域)をパスさせるフィルタ。周波数成分を低域からカットする機能を持つ。
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ハイパスフィルタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/28 17:09 UTC 版)
詳細は「ハイパスフィルタ」を参照 高域通過濾波器 (High-pass filter, HPF) とも言う。電気信号の高い周波数成分を取り出すフィルタ回路。低い周波数成分が遮断される。 コンデンサと抵抗器を用いた回路によるフィルタがある。 入力電圧を V i n {\displaystyle V_{\rm {in}}} 、出力電圧を V o u t {\displaystyle V_{\rm {out}}} 、角周波数を ω ( = 2 π f ) {\displaystyle \omega (=2\pi f)} 、静電容量を C {\displaystyle C} 、抵抗を R {\displaystyle R} とした場合、 電圧利得の周波数特性は | V o u t | | V i n | = ( ω C R ) 2 1 + ( ω C R ) 2 {\displaystyle {\frac {|V_{\rm {out}}|}{|V_{\rm {in}}|}}={\sqrt {\frac {(\omega CR)^{2}}{1+(\omega CR)^{2}}}}} ただし、 20 log 10 | V o u t | | V i n | {\displaystyle 20\log _{10}{\frac {|V_{\rm {out}}|}{|V_{\rm {in}}|}}} [dB]として表すのが一般的である。 位相のずれの周波数特性は θ = π 2 − tan − 1 ( ω C R ) {\displaystyle \theta ={\frac {\pi }{2}}-\tan ^{-1}(\omega CR)} となる。なお、この場合、 θ {\displaystyle \theta } の単位は[rad](ラジアン)である。
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