魔風恋風
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『魔風恋風』(まかぜこいかぜ)は、小杉天外の長編小説。1903年(明治36年)2月25日から9月16日まで、『読売新聞』で連載。 当時の男女学生の風俗が描かれた悲恋物語[1]。 本作は流行歌の歌詞にもなり、トレンディ小説として話題を呼んだとも考えられる[2]。 1905年には劇化もされており[3]、新聞の再販という異例の現象が起こるなど、非常に人気があったが、今日では通俗小説として、考察される機会に乏しい[4]。1950年代に岩波文庫に収録された。
- ^ “コトバンク”. 2020年7月17日閲覧。
- ^ 馬場伸彦 (2007年3月20日). “小杉天外『魔風恋風』をめぐるメディア的トポス”. 甲南女子大学. 2020年7月17日閲覧。
- ^ 真銅正宏 (1995年2月20日). “小杉天外『魔風恋風』/通俗性の問題 : 明治大正流行小説の研究(二)”. 徳島大学総合科学部. 2020年7月17日閲覧。
- ^ 土佐亨. “「魔風恋風」考 : 受容・材源・テクストについてのノート”. 福岡女子大学文学部. 2020年7月17日閲覧。
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