高縄石
別名:タカナワアイト
愛媛県松山市で新たに発見された鉱物。高縄山にちなんで高縄石と名づけられ、国際鉱物学連合から新鉱物の認定を受けた。
高縄石はイットリウム、タンタル、ニオブからなる酸化物で、花崗岩に含まれている。含有成分のイットリウムはレアアースの一種で、タンタルはレアメタルの一種である。いずれも先端産業に不可欠の元素として利用されている。
高縄石は2001年の芸予地震を契機として採取されていたが、未知の鉱物であるとは思われず詳細な調査が行われていなかった。東日本大震災が発生した際に詳細を調査する機会があり、新鉱物であることが分かったという。
関連サイト:
レアアースの新鉱物発見 東大など、松山市の山地 - MSN産経ニュース 2012年5月6日
高縄石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/12 09:30 UTC 版)
高縄石(たかなわせき、 Takanawaite-(Y))は2013年に発表された日本産新鉱物で、化学組成はY(Ta,Nb)O4、結晶系は単斜晶系。
- ^ Nishio-Hamane, D. et al. (2013): Takanawaite-(Y), a new mineral of the M-type polymorph with Y(Ta,Nb)O4 from Takanawa Mountain, Ehime Prefecture, Japan. Jour. Mineral. Petrol. Sci., 108, 335-344.
- ^ a b 浜根大輔, 皆川鉄雄, 大越悠数, 「新鉱物 高縄石/Takanawaite-(Y): Y(Ta,Nb)O4」日本鉱物科学会2012年年会、日本鉱物科学会年会講演要旨集, doi:10.14824/jakoka.2012.0_33
- ^ a b c イットリウム高縄石、浜根大輔、東京大学物性研究所・電子顕微鏡室
- ^ Formanite-(Y), mindat.org
- ^ Yttrotantalite-(Y), mindat.org
- 1 高縄石とは
- 2 高縄石の概要
高縄石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/13 00:09 UTC 版)
2001年、高縄山の遊歩道において採取された鉱物が、2012年、国際鉱物学連合により新鉱物として認められた。鉱物の名は、山名から高縄石(タカナワアイト)と命名された。
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