高力氏とは? わかりやすく解説

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高力氏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/03 14:32 UTC 版)

高力氏(こうりきし/こうりきうじ)は、日本の氏族の一つ。三河国額田郡高力郷の発祥で、桓武平氏熊谷氏の後裔とされる[1]。家祖とされる重長より松平氏徳川氏)に仕え、徳川家康の重臣である高力清長などを輩出した[2]江戸時代前期に岩槻藩浜松藩島原藩大名を歴任したのち、旗本家として本家、分家の両家が幕末まで存続した[3]


注釈

  1. ^ 熊谷正直とする書籍もある。
  2. ^ ただし、『姓氏家系大辞典』第2巻(太田亮、姓氏家系大辞典刊行会、1935年、2135頁)には直鎮の上洛は元弘3年(1333年)とされる。
  3. ^ 享禄3年(1530年)とする文献もある。
  4. ^ 幸田町史編さん室「ふるさとの今昔 (3) 高力邑と高須郷」『広報こうた』昭和49年1月1日号は、重長が移住したとする。また、同文献は、重長が高力城に落ちついたとしている。
  5. ^ 慶長9年(1604年)説もある。
  6. ^ 慶応元年以前は全く陣屋が置かれなかったのかどうかは定かではない。
  7. ^ このほか、『新編福岡町史』は織田家譜ならびに織田完之『織田家先霊ならびに恩人諸霊を祀る文』を出典としている。
  8. ^ 出典中446、447頁の現代語訳および448頁の家譜の原文(写真)を元に要約を示した。
  9. ^ 『寛政重修諸家譜』には、直道の男子は出生順に某(早世)、直忠、直延(松平朝矩五男)、某、某と表記されている。ここでは、直行以降は『安城歴史研究』の略系譜に基づいて表記した。

出典

  1. ^ a b c d e f g h 幸田町史編さん室「ふるさとの今昔(3) 高力邑と高須郷」『広報こうた』昭和49年1月1日号、幸田町、1974年、6頁。
  2. ^ a b c 新編岡崎市史編集委員会『新編岡崎市史 20 総集編』、新編岡崎市史編さん委員会、1993年、157、158頁。
  3. ^ a b 川合正治「高力家について」『安城歴史研究』第37号、安城市教育委員会、2012年、24頁。
  4. ^ a b c d e 新編岡崎市史編集委員会『新編岡崎市史 20 総集編』、新編岡崎市史編さん委員会、1993年、157頁。
  5. ^ a b c d e 島原市「ふるさと再発見 第3代島原藩主 高力忠房」『広報しまばら』平成29年10月号、島原市、2017年、17頁。
  6. ^ a b c d e f g h 川合正治「高力家について」『安城歴史研究』第37号、安城市教育委員会、2012年、58頁。
  7. ^ a b c d 新編岡崎市史編集委員会『新編岡崎市史 2 中世』、新編岡崎市史編さん委員会、1989年、381、382頁。
  8. ^ a b c 三上参次編 国立国会図書館デジタルコレクション『寛政重修諸家譜 第3集』、国民図書、1923年、725頁。
  9. ^ 『姓氏家系大辞典』 第2巻、太田亮著、上田萬年、三上参次監修、姓氏家系大辞典刊行会、1935年、1423、1424頁。
  10. ^ a b 宇利城の概要”. 新城市. 2020年6月5日閲覧。
  11. ^ 新編岡崎市史編集委員会『新編岡崎市史 2 中世』、新編岡崎市史編さん委員会、1989年、380頁。
  12. ^ 新編岡崎市史編集委員会『新編岡崎市史 2 中世』、新編岡崎市史編さん委員会、1989年、379頁。
  13. ^ 幸田町史編纂委員会『幸田町史』、幸田町、1974年、121頁。
  14. ^ 『姓氏家系大辞典』 第3巻、太田亮著、上田萬年、三上参次監修、姓氏家系大辞典刊行会、1936年、6237頁。
  15. ^ 『姓氏家系大辞典』 第1巻、太田亮著、上田萬年、三上参次監修、姓氏家系大辞典刊行会、1934年、613、614頁。
  16. ^ 川合正治「高力家について」『安城歴史研究』第37号、安城市教育委員会、2012年、26頁。
  17. ^ a b c 三上参次編 国立国会図書館デジタルコレクション『寛政重修諸家譜 第3集』、国民図書、1923年、726頁。
  18. ^ 幸田町「幸田の文化財と史跡めぐり (11) 高力清長の邸跡 高力城址」『広報こうた』昭和62年3月1日号、幸田町、1987年、17頁。
  19. ^ 川合正治「高力家について」『安城歴史研究』第37号、安城市教育委員会、2012年、30頁。
  20. ^ 「島原の歴史(年表)」『島原城薪能』、島原城薪能振興会、2018年、40頁。
  21. ^ 大村市史編さん委員会 (2015), 『新編大村市史 第三巻近世編』, 大村市, p. 397, https://www.city.omura.nagasaki.jp/bunka/kyoiku/shishi/omurashishi/dai3kan/documents/321-480_dai3-3syou.pdf 
  22. ^ a b c d 川合正治「高力家について」『安城歴史研究』第37号、安城市教育委員会、2012年、59頁。
  23. ^ a b c d 『研究紀要 28』「房総における近世陣屋」, 千葉県教育振興財団, (2013), p. 11, http://www.echiba.org/pdf/kiyo/kiyo_divi/kd028/kiyo_028_p1.pdf 
  24. ^ 川合正治「高力家について」『安城歴史研究』第37号、安城市教育委員会、2012年、41頁。
  25. ^ 川合正治「高力家について」『安城歴史研究』第37号、安城市教育委員会、2012年、45頁。
  26. ^ a b 川合正治「高力家について」『安城歴史研究』第37号、安城市教育委員会、2012年、46頁。
  27. ^ a b c 幸田町「幸田の伝説と民話 (9) 高力熊谷氏」『広報こうた』昭和61年1月1日号、幸田町、1986年、14、15頁。
  28. ^ こうた豆知識”. 幸田町. 2020年6月5日閲覧。
  29. ^ a b c 福岡学区郷土誌委員会『新編福岡町史』、福岡学区郷土誌委員会、1999年、446 - 448頁。
  30. ^ a b 福岡学区郷土誌委員会『新編福岡町史』、福岡学区郷土誌委員会、1999年、446、448頁。
  31. ^ 福岡学区郷土誌委員会『新編福岡町史』、福岡学区郷土誌委員会、1999年、447、448頁。
  32. ^ 福岡学区郷土誌委員会『新編福岡町史』、福岡学区郷土誌委員会、1999年、449頁。
  33. ^ 川合正治「高力家について」『安城歴史研究』第37号、安城市教育委員会、2012年、25頁。


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