馬海泳

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馬海泳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/02/14 15:30 UTC 版)

馬 海泳（マ・ヘヨン）

基本情報
国籍	大韓民国
出身地	釜山広域市
生年月日	(1970-08-14) 1970年8月14日（53歳）
身長 体重	188 cm 96 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	一塁手
プロ入り	1993年 2次ドラフト1巡目(1995年入団)
初出場	1995年4月15日
最終出場	2008年6月20日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
選手歴
釜山高等学校 高麗大学 尚武フェニックス（1993 - 1995） ロッテ・ジャイアンツ（1995 - 2000） 三星ライオンズ（2001 - 2003） 起亜タイガース（2004 - 2005） LGツインズ（2006 - 2007） ロッテ・ジャイアンツ（2008）
監督・コーチ歴
城南ブルーパンダス (2017 - 2019)
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馬 海泳（マ・ヘヨン、마해영、1970年8月14日 - ）は、大韓民国出身の元プロ野球選手（内野手）、野球指導者。右投右打。

経歴

アマチュア時代

高麗大学4年の時に出身地釜山を本拠地とするロッテ・ジャイアンツから地域優先ドラフトで指名を受けるも、1993年卒業後に現役処分を受けた兵役の遂行のために韓国国軍体育部隊である尚武（サンム、상무）に入隊。

第一次ロッテ時代

2年間の軍役の後、ロッテ・ジャイアンツに入団。1年目から内野のレギュラーに定着、全試合に出場しその後主軸打者として活躍。

1999年には打率.372で初の首位打者に輝き、フェリックス・ホセなどとともにチームを韓国シリーズ出場に導いた。

三星時代

しかし当時韓国プロ野球ではFA制度導入を求める選手会と経営者側の対立が激しく、選手会の急先鋒だった馬海泳は球団に嫌われ、2001年1月に三星ライオンズへ金周燦、李啓星との2対1トレードで移籍した。この事件の余波で、梁埈赫、沈正洙などの選手が当時の所属球団から移籍することになってしまった。

三星では李承ヨプの後の4番を打つことが多く、2002年には韓国シリーズ第6戦で優勝を決定する劇的なサヨナラ本塁打を打つなど活躍し、同シリーズMVPも受賞した。

2003年オフには自己最高の38本塁打を記録。

起亜時代

同年オフFAで起亜タイガースに移籍した。だが4年の大型契約を結んだ起亜ではロッテ、三星時代の豪快な打撃を見せることができず、期待外れに終わった。

首脳陣と対立したこともあり、2005年オフに契約期間を2年残してLGツインズに3対3の大型トレードで移籍した。

LG時代

だがLGでは起亜在籍時以上に活躍できず、2006年オフにはいったん自由契約となるが就任したばかりの金在博新監督の要望で残留した。

翌2007年はシーズンの大半を2軍で過ごし、オフには自由契約となった。

第二次ロッテ時代

2008年は古巣ロッテにテスト入団し、8年ぶりの復帰となったが、年齢による衰えもあり活躍できず1年で自由契約となった^[1]。この年ファン投票選出でオールスター戦に出場し、3打点をあげる活躍を見せたのが唯一の見せ場だった。

引退後

結局同年限りで引退し、2009年からスポーツ専門のケーブルテレビ局の解説者に転身し、プロ野球中継に出演し続けている。

2009年5月、実名こそ挙げなかったが、過去にプロ野球界で何人かの選手が薬物を使用していたと告白した暴露本を出し、物議をかもした。

2014年より解説者としての活動をやめ、大学院で学位を取得したり、高校・大学の野球部で指導したりした。

2018年、京畿道チャレンジリーグの城南ブルーパンダスの監督に就任。しかし2019年でチームが解散した。

詳細情報

年度別打撃成績

年 度	球 団	試 合	打 席	打 数	得 点	安 打	二 塁 打	三 塁 打	本 塁 打	塁 打	打 点	盗 塁	盗 塁 死	犠 打	犠 飛	四 球	敬 遠	死 球	三 振	併 殺 打	打 率	出 塁 率	長 打 率	O P S
1995	ロッテ	126	551	476	76	131	26	4	18	219	87	16	6	0	8	54	5	13	82	13	.275	.359	.460	.819
1996		120	467	428	49	118	26	3	12	186	64	5	2	3	3	30	1	3	81	11	.276	.325	.435	.760
1997		126	505	452	61	117	22	3	25	220	75	6	5	2	3	39	8	9	76	12	.259	.328	.487	.815
1998		126	534	465	77	136	33	1	15	216	64	2	3	3	3	51	3	12	97	7	.292	.375	.465	.839
1999		132	579	503	111	187	38	4	35	338	119	6	9	0	7	59	5	10	65	11	.372	.442	.672	1.114
2000		132	569	497	73	146	25	1	23	242	90	2	1	0	3	51	2	18	75	10	.294	.378	.487	.865
2001	三星	133	547	470	86	154	18	0	30	262	95	1	1	0	4	68	3	5	82	13	.328	.415	.557	.972
2002		133	596	532	92	172	40	2	33	315	116	2	0	0	6	46	5	12	74	14	.323	.386	.592	.978
2003		132	573	502	90	146	25	0	38	285	123	1	1	1	4	56	3	10	89	22	.291	.371	.568	.938
2004	起亜	124	519	437	54	123	16	0	11	172	71	4	3	1	11	56	4	14	68	19	.281	.373	.394	.766
2005		94	387	338	46	90	17	0	12	143	60	0	0	2	4	35	2	8	66	13	.266	.346	.423	.769
2006	LG	80	316	282	30	76	12	2	5	107	28	1	1	1	4	24	2	5	54	7	.270	.333	.379	.713
2007		11	34	28	2	2	0	0	1	5	3	0	0	0	2	4	0	0	9	1	.071	.177	.179	.355
2008	ロッテ	32	87	72	3	11	0	0	2	17	8	0	0	0	1	14	0	0	13	4	.153	.287	.236	.524
KBO：14年		1501	6264	5482	850	1609	298	20	260	2727	1003	46	32	13	63	587	43	119	931	157	.294	.370	.497	.868

• 各年度の太字はリーグ最高

背番号

• 49 （1995年 - 2008年）

タイトル

• 首位打者 - 1回（1999）
• ゴールデングラブ賞 - 1回
  指名打者（2002）
• 韓国シリーズMVP - 1回（2002）

脚注

[脚注の使い方]

1. ^ "영원한 롯데맨" 꿈꿨는데… 마해영 끝내 방출 アーカイブ 2014年3月25日 - ウェイバックマシン - 부산일보

獲得タイトル

表 話 編 歴 韓国野球委員会韓国シリーズMVP 1980年代 82 金裕東 83 金奉淵 84 柳斗烈 86 金正洙 87 金準桓 88 文熙秀 89 朴哲祐 1990年代 90 金龍洙 91 張彩根 92 朴東熙 93 李鍾範 94 金龍洙 95 金敏浩 96 李強喆 97 李鍾範 98 鄭珉台 99 具臺晟 2000年代 00 クインラン 01 タイロン・ウッズ 02 馬海泳 03 鄭珉台 04 趙鏞俊 05 呉昇桓 06 朴鎮萬 07 金宰炫 08 崔廷 09 羅志完 2010年代 10 朴正権 11 呉昇桓 12 李承燁 13 朴漢伊 14 ナバーロ 15 鄭秀彬 16 梁義智 17 梁玹種 18 韓東旻 19 呉在一 2020年代 20 梁義智 21 朴慶洙 22 金江珉 23 呉智煥 表 話 編 歴 韓国野球委員会首位打者 1980年代 82 白仁天 83 張孝祚 84 李萬洙 85 張孝祚 86 張孝祚 87 張孝祚 88 金尚勲 89 高元富 1990年代 90 韓大化 91 李政勲（朝鮮語版） 92 李政勲（朝鮮語版） 93 梁埈赫 94 李鍾範 95 金光林 96 梁埈赫 97 金杞泰 98 梁埈赫 99 馬海泳 2000年代 00 朴鍾浩 01 梁埈赫 02 張盛好 03 金東柱 04 プルンバ 05 李炳圭 06 李大浩 07 李賢坤 08 金賢洙 09 朴龍澤 2010年代 10 李大浩 11 李大浩 12 金泰均 13 李炳圭 14 徐建昌 15 テイムズ 16 崔炯宇 17 金善彬 18 金賢洙 19 梁義智 2020年代 20 崔炯宇 21 李政厚 22 李政厚 23 孫児葉 表 話 編 歴 韓国野球委員会ゴールデングラブ（指名打者） 1980年代 84 梁世鍾 85 金用熙 86 金奉淵 87 劉承安 88 金容哲 89 朴哲祐 1990年代 90 朴承昊 91 張鍾勲 92 金杞泰 93 金杞泰 94 金杞泰 95 金亨錫 96 朴在容 97 朴在容 98 梁埈赫 99 ローマイヤー 2000年代 00 ウッズ 01 梁埈赫 02 馬海泳 03 金東柱 04 金杞泰 05 金宰炫 06 梁埈赫 07 梁埈赫 08 洪性炘 09 洪性炘 2010年代 10 洪性炘 11 洪性炘 12 李承燁 13 李炳圭 14 李承燁 15 李承燁 16 金泰均 17 朴龍澤 18 李大浩 19 フェルナンデス 2020年代 20 崔炯宇 21 梁義智 22 李大浩 23 孫児葉

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馬海泳（マ・ヘヨン、在籍年度2004 - 2005）

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「起亜タイガース」の記事における「馬海泳（マ・ヘヨン、在籍年度2004 - 2005）」の解説

通算200本塁打以上の大砲として2003年オフ三星ライオンズから巨額でFA移籍したが、年齢による衰えで期待に応えられなかった。