韓国プロ野球での活躍(1999)
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「フェリックス・ホセ」の記事における「韓国プロ野球での活躍(1999)」の解説
転機となったのは1999年のことで、同年、韓国プロ野球の第2回外国人選手ドラフトでロッテ・ジャイアンツから1位指名を受けたホセはロッテと契約した。韓国へ渡ったホセは、打率.327、36本塁打、122打点と顕著な活躍を見せた。ホセの活躍は打線の連鎖爆発を誘い、ロッテは4年ぶりにプレーオフへ進出した。 三星ライオンズとのプレーオフではチームが1勝3敗と崖っぷちに立たされた第5戦でサヨナラホームランでプレーオフの流れを変えた。3勝3敗と互角になった最終戦の第7戦では2点を追う6回表に盧長震から反撃の口火を切るソロホームランを放った。すでに第5戦でサヨナラホームランでシリーズの流れを変えたホセだっただけに、3勝1敗の優勢を覆られる不安から興奮した三星のファンが多数グランドに物を投げ入れた。その中で、ミネラルウォーターの入ったペットボトルがホセの股間を直撃。ホセは激高して三星のファンが集まっていたスタンドにバットを放り込んだ。これで暴徒化した三星ファンとロッテ選手が防球ネットを間において、にらみ合いながら乱闘寸前の騒ぎとなり、鎮圧に警官隊まで出動するまでに至った。この事件は「大邱大乱闘」と呼ばれている。ホセは退場処分となったが、試合はこの後ロッテが逆転勝ちして韓国シリーズ進出を決めた。 チームが韓国シリーズに出場したことで、彼に対する処分を巡っていろいろ意見があったが、韓国シリーズの興行の面を考慮した韓国野球委員会の裁定で、韓国シリーズへの出場は許容して、翌年のレギュラーシーズンで10試合出場停止の処分を下すことにした。
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