静電近似
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/20 01:31 UTC 版)
静電近似の妥当性は電場が渦なしであるとの仮定によっている。 ∇ → × E → = 0 {\displaystyle {\vec {\nabla }}\times {\vec {E}}=0} ファラデーの電磁誘導の法則より、この仮定は時間依存の磁場がないこと、もしくはないとみなせることを意味している。 ∂ B → ∂ t = 0 {\displaystyle {\partial {\vec {B}} \over \partial t}=0} 言い換えれば、静電気学には磁場や電流がないことが求められるわけではない。むしろ磁場や電流があるとしてもそれらが時間によらず一定であること、または少なくとも時間変化が非常にゆっくりであることが必要である。ある種の問題では正しい結果予測には静電気学と静磁気学の両方が必要であるが、これらの組み合わせによる影響は無視される。
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