電磁ポテンシャル
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電磁ポテンシャル(でんじポテンシャル)とは、電磁場を導くポテンシャルで、一対の電気スカラーポテンシャルと磁気ベクトルポテンシャルからなる[注釈 1]。
注釈
- ^ 「スカラーポテンシャル」、「ベクトルポテンシャル」という言葉は本来は電磁気に限らないものでポテンシャル全般を指す言葉である。物理分野、特に電磁気の関わる領域においてはもっぱら静電ポテンシャルと磁気ポテンシャルを指して用いられる。
- ^ 条件式(M0-b)には ∇ が登場するので、A は空間方向には可微分であるが、時間方向については何も言っていないので、原理的には時間方向には不連続になるように選ぶ事も可能である。しかし後述するスカラーポテンシャルを導入するとき、時間方向の可微分性を必要とする。以下、空間方向・時間方向双方に対して無限回可微分な A を選んだものとして議論を進める。
- ^ 名称はルードヴィヒ・ローレンツに由来する。
出典
電磁ポテンシャル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 21:58 UTC 版)
「古典電磁気学の共変定式」の記事における「電磁ポテンシャル」の解説
詳細は「電磁ポテンシャル」を参照 電磁場を記述する基本的な力学変数はスカラーポテンシャル φ とベクトルポテンシャル A の組である。ニュートン的な空間においてスカラーとベクトルとして振舞うこれらの量は、相対論的な時空においては4元ベクトル A μ ( x ) = ( ϕ / c , A ) {\displaystyle A^{\mu }(x)=(\phi /c,{\boldsymbol {A}})} として振舞う。添え字を下に下げると A μ ( x ) = η μ ν A ν ( x ) = ( − ϕ / c , A ) {\displaystyle A_{\mu }(x)=\eta _{\mu \nu }A^{\nu }(x)=(-\phi /c,{\boldsymbol {A}})} である。
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