電子線硬化性樹脂を使用するもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/23 18:25 UTC 版)
「脱オートクレーブ成形法」の記事における「電子線硬化性樹脂を使用するもの」の解説
ADP (ADvanced Pultrusion) は、プリプレグを用いた炭素繊維複合材の連続成形製法であり、ジャムコにより開発された。リールに巻かれた数枚程度のプリプレグを積層して金型を通過させ、その際に圧縮と電子線を照射して重合硬化させる、自動化された連続製法である。その特徴は、理論上の長さ制限がなく部材の製造が可能なこと、低いボイド含有率を実現して二次接着工程が容易なこと、従来製法と比較して短時間・低コストで製造が可能なこと、内部品質に優れ、真直性、直角度などについても極めて高い精度が実現されること、などである。エアバス A380の二階床構造部材に採用され2003年から独占供給される。
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