れいてん‐エネルギー【零点エネルギー】
零点エネルギー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 06:38 UTC 版)
零点エネルギー(れいてんエネルギー、英: zero-point energy, ZPE)とは、量子力学の系における最も低いエネルギーであり、基底状態のエネルギーと言いかえることもできる。ゼロ点エネルギーともいう。すべての粒子は波動性を持っており、粒子として存在する限り、その波長と振動数はゼロにはならない。その結果として、どんなに冷却しても全てのエネルギーを失わない。たとえば、液体ヘリウムは零点エネルギーの影響で、大気圧中ではどんなにエネルギーを奪っても固体になることはない。
- ^ Einstein & Stern 1913, p. 551.
- ^ Laider 2001, p. 324.
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