集合半環
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/04/29 07:07 UTC 版)
数学における集合半環(しゅうごうはんかん、英: semiring [of sets])は、何らかの集合 X の部分集合の成す族で、これを用いて容易に集合環が構成できる。集合半環は古典的な測度の構成において有効な枠組みである。
- ^ Vladimir Bogachev, Measure Theory, Springer, 2007 978-3-540-34513-8 , exercice 1.12.53, p. 84
- ^ Bogacev, op. cit., p. 8
- ^ Bogacev, op. cit., p. 12
- ^ Bogachev の本では上記二つの主張を用いて、半代数においてもそれが有効であることを述べている。
- ^ Achim Klenke, Probability theory, a comprehensive course, Springer, 2008 9781848000476 , p. 25-26
- ^ J.H. Williamson はこれを「基本的」(elementary) だが「むしろ詰らない」(rather tedious) と考えた(Lebesgue integration, Holt, Rinehart and Winston, 1962 , p. 18.)。また Frank James にとっては、この詳細は「極めて詰らない」(extremely tedious) ものであった(Lebesgue integration on Euclidean space, Jones & Bartlett Publishers, 2001 9780763717087 , p. 28.)。これらの意見に関しては、実際に自分で詳細を追うか Heinz Bauer (de), Mass- und Integrationstheorie, Walter de Gruyter, 1992 9783110136265 , p. 18-19. あるいは Allan Weir, Lebesgue integration and measure, Cambridge University Press, 1973 , p. 71-73. を参照
- ^ Klenke, op. cit., p. 26-28
- ^ 例えば Malempati Madhusudana Rao, Measure theory and integration, CRC Press, 2004 9780824754013 , p. 106-107. を見よ
- 1 集合半環とは
- 2 集合半環の概要
集合半環
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/11/15 16:56 UTC 版)
詳細は「集合半環」を参照 集合半環あるいは単に半環は、空でない集合族 S で、以下の三条件 ∅ ∈ S, E ∈ S かつ F ∈ S ならば E ∩ F ∈ S, E ∈ S かつ F ∈ S ならば互いに素な集合の有限列 Ci ∈ S (i = 1, …, n) で なるものを取れる, を満たすものを言う。集合半環は測度論で用いられ、その例の一つは実数からなる全ての半開半閉区間 [a, b) ⊂ R からなる集合族として与えられる。
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