長谷雄草紙
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/12 02:19 UTC 版)
長谷雄草紙(はせおぞうし)は、平安初期の文人・紀長谷雄にまつわる日本の絵巻物である。紙本著色、1巻で詞絵とも5段。縦29.6cm、横1001.9cm[1]。永青文庫蔵、重要文化財。鎌倉から南北朝時代頃の作か。この物語の基本構造は、民間説話の笑い話「鼻高扇」と一致しており、元は優れた貴族の滑稽譚として成立したと見られる。物語の成立は鎌倉末まで遡ると考えられ、その短く平明な話の筋は後のお伽草紙の萌芽を示している。
- ^ “重要文化財 長谷雄草紙”. 永青文庫美術館. 2023年1月12日閲覧。
- 1 長谷雄草紙とは
- 2 長谷雄草紙の概要
長谷雄草紙と同じ種類の言葉
- 長谷雄草紙のページへのリンク