めいしゅ‐や【銘酒屋】
銘酒屋
銘酒屋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/10 07:23 UTC 版)
銘酒屋(めいしゅや)は、銘酒を売るという看板をあげ、飲み屋を装いながら、ひそかに私娼を抱えて売春した店。現在のピンクサロンに相当する。明治時代から大正時代、東京市を中心にみられた。東京の下町では、「めいしや」と発音する。銘酒屋と同様の私娼の表看板としては、飲食店、小料理屋、遊技場、新聞縦覧所、碁会所などが用いられた[1][2]。
- ^ 張応華, 「廬隠の『柳島之一瞥』を読む : 中国人女性作家の見た昭和初期の日本の私娼窟」『国際センター研究年報』 15号 p.193-200 2006年, 龍谷大学国際センター, NCID AN10538881。
- ^ a b c 銘酒屋『東京の裏面』永沢信之助 編 (金港堂書籍, 1909)
- ^ 岩波書店、『広辞苑(第五版)』、1998年。
- ^ 平凡社、『マイペディア』、1997年。
- ^ 銘酒屋『東京不正の内幕』岩本無縫 (高木書房, 1907)
- ^ 『東京大学が文京区になかったら: 「文化のまち」はいかに生まれたか』伊藤毅、樺山紘一、初田香成、橋元貴、森朋久、松山恵、赤松加寿江、勝田俊輔、NTT出版, 2018, p92
- ^ 東京・白山は、やばい街だ三浦展、ビジネスジャーナル、2018.04.26
- ^ ちくま文庫『新編昭和二十年東京地図』、文・西井一夫、写真・平嶋彰彦、1997年。
- ^ ちくま文庫『寺島町奇譚(全)』、滝田ゆう、1988年。
- ^ 文春文庫『永井荷風の昭和』、半藤一利、2000年。
- ^ ちくま文庫『赤線跡を歩く 消えゆく夢の街を訪ねて』、木村聡、2002年。
- ^ 加藤晴美、軍港都市横須賀における遊興地の形成と地元有力者の動向」『歴史地理学野外研究』 第14号 p.31-54, 2010-03, 筑波大学人文社会科学研究科歴史・人類学専攻歴史地理学研究室, ISSN 0915-2504。
- ^ 遊戯場、銘酒屋『横浜繁昌記 : 附・神奈川県紳士録』(横浜新報社, 1903)
「銘酒屋」の例文・使い方・用例・文例
- 銘酒屋
- 銘酒屋の女
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