鄒衍とは? わかりやすく解説

すう‐えん【鄒衍】

読み方:すうえん

[前305ころ〜前240中国戦国時代思想家。斉(せい)の人。宇宙万物陰陽五行消長によって解釈、のちの中国思想大きな影響与えた


鄒衍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/18 16:17 UTC 版)

鄒 衍(すう えん、拼音: Zōu Yǎn紀元前305年頃 - 紀元前240年[1])は、中国戦国時代の思想家。諸子百家陰陽家の筆頭。稷下の学士の一人。斉・の各地で厚遇された[1]。後世の始皇帝にも学説が採用された[2]。著作は散佚したが、学説や逸話が断片的に伝わっている。『史記』では騶衍と書かれる。尊称は鄒子


  1. ^ a b c d 江連 2000, p. 164-167.
  2. ^ a b c 鶴間 2023, p. 112f.
  3. ^ 佐藤武敏訳注『塩鉄論 漢代の経済論争』平凡社東洋文庫、1970年。61頁。
  4. ^ 史記集解卷七十四~卷七十九 第48頁 (圖書館) - 中國哲學書電子化計劃” (中国語). ctext.org. 2021年2月13日閲覧。
  5. ^ 関口順「釈名辯――「名家」と「辯者」の間」『埼玉大学教養学部紀要』第29号、右65-83(左169-187)頁、1993年。 NAID 40001439277 右76頁。
  6. ^ 浅野 1992, p. 544.
  7. ^ 山田勝美訳『論衡』下、944頁。
  8. ^ 他には『文選李善注(左思『魏都賦』注文)など
  9. ^ 湯浅邦弘編『概説 中国思想史』ミネルヴァ書房、2010年、ISBN 9784623058204。23頁
  10. ^ 他には『後漢書』巻57劉瑜伝、『文選李善注(左思『魏都賦』注文)など
  11. ^ a b c 馮 1995, p. 238f.
  12. ^ 中村璋八・小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)『鄒衍』 - コトバンク
  13. ^ 余嘉錫 著、古勝隆一・嘉瀬達男・内山直樹 訳『古書通例』平凡社東洋文庫、2008年、203頁。ISBN 978-4582807752 
  14. ^ 浅野 1992, p. 521.
  15. ^ 文選李善注の沈約 『斉故安陸昭王碑文』注文所引
  16. ^ 文選李善注の左思『魏都賦』注文所引
  17. ^ a b c d 浅野 2004, p. 223.
  18. ^ 史記』孟子荀卿列伝「以儒者所謂中国者于天下乃八十一分居其一分耳」
  19. ^ a b 浅野 1992, p. 531-534.
  20. ^ 浅野 1992, p. 525.
  21. ^ 浅野 1992, p. 548.


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