都市デザインの目標
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 10:18 UTC 版)
「横浜の都市デザイン」の記事における「都市デザインの目標」の解説
まちづくりの中に美的、人間的価値、各地域の自然的、歴史的、文化的価値などを取り入れ、次の点を都市デザインの目標としている。 歩行者を擁護し、安全で快適な歩行者空間を確保する。 人と人とのふれあえる場、コミュニケーションの場を増やす。 街の形態的、視覚的美しさを創る 地域の自然的特徴を大切にする 市街地内に、緑やオープンスペースを豊かにする 海、川、池など水辺空間を大切にする。 地域の歴史的、文化的資産を豊かにする。 目標として掲げられている価値観は、横浜市が都市デザイン活動を始めた1960年代の頃は、社会的経済的に非常に弱い立場にあった。特に公共的事業を行う際には、配慮をする必要がない価値観とされたばかりか、こうした価値観を求めてはいけないとさえ言われていた時代であった。しかし、現在では当時とは反対に、これらの価値観は大切なこととされ、市民的にも支持を受けて、多くの自治体では街づくりを進めるに当たっての目標として掲げるようになっている。都市デザインは、こうした価値観をベースに、街全体や市民生活の立場から公共空間の質を高め、それぞれの現場に応じた新しい価値を生み出し、魅力と個性を創り育てていこうとする創造活動である。
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