遠心式圧縮機
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/09 20:37 UTC 版)
英: centrifugal compressor、英: impeller compressorまたは radial compressor)とは、気体を羽根車からディフューザーに流し遠心方向(径方向)に徐々に減速させることにより、運動エネルギーの変換が行われる圧縮機である[1]。遠心圧縮機、遠心コンプレッサーともいう。
(えんしんしきあっしゅくき、出典
- ^ JIS B 0132 2005
注釈
- ^ 機械エネルギーの一部を流体のエネルギーに、更に流体のエネルギーの一部を圧力エネルギーに変換している。
- ^ 羽根車+ディフューザーで、1段と数える。
- ^ 冷却による全圧損失が生じる。
- ^ 入り口ガイドベーンで予回転するのもマッハ数を抑えたり流量を調整するためである。
- ^ NC旋盤やマシニングセンタなどのCNC工作機械による加工
- ^ 史上初のジェット旅客機による定期便で使用されたコメットのエンジンは遠心式圧縮機を採用している
- ^ ヴィッカース ヴァイカウント、アームストロング・ホイットワース アーゴシー、ハンドレページ ヘラルド、フォッカー F.27フレンドシップ、YS-11等多くの航空機に搭載されたロールス・ロイス ダートが軸流圧縮エンジンに劣らぬ成功を収めた2段遠心圧縮エンジンとして非常に有名。ダート以外にも2段遠心圧縮を採用したエンジンは小型のものを中心にいくつか存在するが成功作は少ない。3段以上の遠心圧縮を採用した実用機は存在しない模様[独自研究?]。
- ^ 軸流式であれば多段化や高回転化 で容易に圧力比を上げることができ、いたずらに直径を増す必要はない。
- ^ ホンダジェットのHF120エンジンなど
- 1 遠心式圧縮機とは
- 2 遠心式圧縮機の概要
- 3 用途
- 4 外部リンク
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