過去の用例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/09 01:19 UTC 版)
明治期、教授、教諭などを補佐する職として助教の語が用いられていた。たとえば、設立当初の東京大学では、「教授」と「教員」の間に「助教」がおり、授業を担当していた。また戦前における中学などの代用教員を助教といった。 江戸時代にも助教が見られる。熊本の藩の医学校である再春館の制度で教授の下に助教がある。その説明として、医学助教 凡掌館内代教授先生之事故、疾病。以助講説教育之事。とある。助講ともいったようである。 さらにさかのぼると、助教は、古代律令制期の大学寮明経道において、明経博士(みょうぎょうはかせ。定員1名)を補佐して経書を講義する令外官の名称である(定員2名)。なお、この明経博士・助教を補佐するものとして、直講(定員2名)という令外官も置かれていた。
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