伊勢電気鉄道521形電気機関車
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伊勢電気鉄道521形電気機関車(いせでんきてつどう521がたでんききかんしゃ)は伊勢電気鉄道が自社線の貨物列車牽引用として1929年に製造・保有した電気機関車の1形式。
注釈
- ^ 511形では台車間に中間連結器を備え、両端の連結器も台車装架とすることで、車体に牽引力が伝達されないために台枠が華奢な構造であった
- ^ なお、この砂箱は国鉄時代に台車へ移設された豊川鉄道デキ52とは異なり、そのまま使用され続けた。
- ^ このため、パンタグラフの中心は台車心皿中心よりも車体の前後方向外側に位置する。
- ^ この仕様は通風器の改良・増設こそあったものの廃車解体まで踏襲された。
- ^ この設計コンセプトは同時期に日本車輌製造本店+東洋電機製造の手によって設計製作された電気機関車全般に共通する。
- ^ 端子電圧750V時1時間定格出力111.9kW、定格回転数723rpm。
- ^ 田口鉄道デキ53形の台車は軸距2,400mmとなっている。
- ^ 日本では日本エヤーブレーキの他、三菱造船→三菱電機でも同型番でライセンス生産された。
- ^ ウェスティングハウス・エレクトリック社によって設計されたレシプロ空気圧縮機。戦前から戦後まで、日本の私鉄電車・電気機関車に幅広く搭載された。
- ^ もっとも、この機構は本形式設計当時の日本車輌製造製本線用電気機関車一般の標準仕様でもあった。
- ^ 名古屋線の一般貨物輸送は同線の改軌で国鉄直通の車扱貨物が無くなった結果、実質的に需要が消滅し廃止となっている。
- ^ 桑名 - 塩浜間で運行。なお、入出場する養老線車両には標準軌間用の仮台車を装着し、本来の狭軌用台車は無蓋貨車(トム)に搭載して入出場車両に連結した上、電気機関車2両でこれらを前後から挟み込む形態で輸送された。
- ^ 本形式や田口鉄道デキ53では支点を台車枠側面中央付近に置き、その上部左右に釣り合い梁が配されているのに対し、豊川鉄道デキ52では釣り合い梁は支点より下部に置かれている。
- ^ 端子電圧750V時1時間定格出力130.6kW。
出典
- ^ a b 『鉄道史料』第55号 p.23
- ^ a b c d e f g h i j k 『鉄道史料』第55号 p.24
- ^ 『鉄道史料』第51号 p.27
- ^ a b c 『日車の車輌史 図面集 戦前私鉄編 上』p.183
- ^ 『日車の車輌史 図面集 戦前私鉄編 上』p.195
- ^ a b c d e f g h i j k l 『日車の車輌史 図面集 戦前私鉄編 下』p.123
- ^ 『鉄道史料』第51号 p.26
- ^ 『鉄道史料』第55号 p.32
- ^ a b 『世界の鉄道 '69』 pp.180-181
- ^ 『鉄道史料』第48号 p.32
- ^ 『私鉄電気機関車ガイドブック西日本編』107頁
- ^ 『世界の鉄道 '69』 p.90
- ^ 『鉄道ピクトリアル No.727』 p.235
- 1 伊勢電気鉄道521形電気機関車とは
- 2 伊勢電気鉄道521形電気機関車の概要
- 3 運用
- 4 同系車
- 5 脚注
- 伊勢電気鉄道521形電気機関車のページへのリンク