軍管から師管へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/10 21:34 UTC 版)
1888年に、鎮台が廃止されて師団制が施行されることになり、陸軍管区は軍管 - 師管の2階層から師管 - 旅管 -大隊区の3階層に変わった。地域区分では、従来の軍管が同じ番号の師管に引き継がれ、従来の師管は同じ番号の旅管に引き継がれた。そこで、従来の第3師管は新しい第3旅管に引き継がれ、従来の第3軍管が新しい第3師管に引き継がれることになった。 新しい第3旅管は、第2師管のもとで東北地方南部と新潟県を範囲としたが、北隣の第4旅管との境界は変更された。山形県は全部が第4旅管に入り、宮城県の大部分が第3旅管になった。宮城県のうち第4旅管に入ったのは、登米郡・本吉郡・栗原郡の北部3郡である。 古い第3軍管は名古屋鎮台の管区で、おおよそ現在の中部地方を管区とした。中部地方との違いは、東では山梨県・長野県北部・新潟県が隣の第1軍管にあること、西では伊賀地方を除く三重県が第3軍管にあること、そして福井県の若狭3郡が隣の第4軍管にあることである。これが新しい第3師管になると、西の境界はそのままで、東で長野県全体が第1師管に移った。
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