貼付材
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 22:20 UTC 版)
合成ゴムまたは合成樹脂からなる結合剤と、顔料・体質材・反射材の主成分とからなるシート状およびテープ状の路面標示用材料をいう。複雑な文字やカラーマークの施工にも適する。裏面に接着剤を塗布し、剥離紙を設けたものも存在する。貼付方法は加熱粘着式と常温粘着式の2種類に分けられる。加熱粘着式は路面にプライマーを塗布し、その上に置いたシート・シールを半溶融状になるまで加熱し、ハンドローラーなどで地面になじませた後に自然冷却をして設置する。一方、常温粘着式は路面にシート・シールを貼り付け、ハンドローラーなどで圧着して設置する。貼付材による路面標示は耐摩耗性が大きく、特別な設備を用いなくても簡単に施工が可能である。
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