ごそうせんだん‐ほうしき〔‐ハウシキ〕【護送船団方式】
護送船団方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/05 03:00 UTC 版)
護送船団方式(ごそうせんだんほうしき、英: convoy system[1])とは、行政手法の一つ。軍事戦術として用いられた「護送船団」が、船団の中で最も速度の遅い船に速度を合わせ、全体が統制を確保しつつ進んでいくことになぞらえて、特定の業界において経営体力・競争力に最も欠ける事業者(企業)が落伍することなく存続していけるよう、行政官庁がその許認可権限などを駆使して行政指導などにより業界全体をコントロールしていくことを指す。
- ^ 伊藤修 『日本の経済-歴史・現状・論点』 中央公論新社〈中公新書〉、2007年、296頁。
- 1 護送船団方式とは
- 2 護送船団方式の概要
- 3 金融業界
護送船団方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 02:02 UTC 版)
従来の日本のプルーデンス政策はいわゆる「護送船団方式」と呼ばれ、「競争制限的規制」という金融機関の銀行当局に対する「倒産させないであろう」という信頼から成り立っていたが、金融自由化の進行に伴い資本主義経済になじまない部分があることから、金融庁が設置されたことにより指導行政が緩和され、更にBIS基準(自己資本比率に関する国際統一基準)の厳格な適用などにより、現在のプルーデンス政策は「護送船団方式」と呼ばれた当時から大きく変化している。
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