設置準備期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/10 14:07 UTC 版)
「伊勢志摩サミット記念館」の記事における「設置準備期」の解説
伊勢志摩サミットの開催は2013年(平成25年)の第62回神宮式年遷宮以降、下降気味であった志摩市の観光客来訪動向を上向かせたものの、集客増にならなかった観光施設もあり、会場となった賢島でも2016年(平成28年)11月には例年並みまで観光客数が落ち着き始めており、地元ではサミット記念館の開館が待ち望まれた。一方で、洞爺湖サミット記念館が開館初年こそ2万人を集めたものの、2年目には約8,600人、4年目には4,200人と減少を続ける中で廃止検討もなされるような状況であることに関連して、伊勢志摩サミット記念館が「お荷物施設」になるのではないかという市民の不安の声も上がり、中日新聞は開館が「遅きに失した感は否めない」と批判した。 2017年(平成29年)2月上旬より賢島駅の2階で伊勢志摩サミット三重県民会議が1億円を拠出した改修工事が始まり、3月23日に報道陣向けに工事中の記念館が公開された。この時点では天井を塗装する工事を行っており、展示物などは一切ない状態であった。4月より展示物の搬入作業が始まり、4月26日には愛称が「サミエール」に決定したこと、開館がサミットからちょうど1年となる2017年(平成29年)5月26日になることを鈴木知事が発表した。そして5月22日に内覧会が開かれた。同日の東京・総理大臣官邸では、安倍晋三内閣総理大臣が記念館向けのビデオメッセージの収録に臨んでいた。
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